科学哲学

『科学哲学』サミール・オカーシャ

岩波から出ている「1冊でわかる」シリーズの新刊。 「1冊でわかる」というタイトルに名前負けせず、科学哲学が一体どういう営みであるかということが、コンパクトにまとめられている。 過度に抽象的にならず、具体的な例が適宜用いられているし、また何故…

野家啓一『増補科学の解釈学』

論文集なので、章ごとの独立性が結構高いけれども、大きくは3つの部分に分けられている。 すなわち 第一部科学哲学の構造転換 第二部「知識の全体論」をめぐって 第三部ウィトゲンシュタインの問題圏 である。 第一部 新科学哲学、すなわち、論理実証主義的…

内井惣七『空間の謎・時間の謎』

オルタナティブな物理学史を描き出した一冊。 科学哲学と隣接する学問に科学史というものがあって、その科学史の研究成果の一つだと思う。 普通考えられている歴史観とはちょっと異なる歴史観を提示するという仕事。 歴史「観」を強く打ち出すので、歴史家で…

伊勢田哲治『疑似科学と科学の哲学』

「何読んでるの?」と聞かれて表紙を見せたら、ひかれた。 またそんな小難しそうな本読んで、と思われたようだ。 だとすれば、この本はタイトルで損をしている。 この本は科学哲学に関する入門書で、非常に読みやすく、また分かりやすい。 帰納法って何?反…

『科学哲学』ドミニック・ルクール

今、自分の中でとても科学哲学が盛り上がっていたりするんですが。 科学哲学の歴史が書かれた入門書。 これだけ広範に取り上げているのはないんじゃないか、という感じだけど、一方で、一つ一つの紹介に割いてるページ数が少なくなっているので(自分が)消…