12月6日に大田区産業プラザPiOにて行われる文学フリマに、筑波批評社で参加します。配置番号は、R-1です。
新刊『筑波批評2009冬』がでます。
想像の涯ての眩暈 シノハラユウキ
世界の中心で亜人 シノハラユウキ
ハイエク『市場・知識・自由』を読む
二〇一〇年代にWebサービスはあるのか? 伊藤海彦
新たなる神の顕現?――2ちゃんねるにおける<神>概念について 藤田直哉
詳しくは、『筑波批評2009冬』内容紹介 - 筑波批評社
僕は今まで書いてきたフィクション論のまとめ、みたいなものを書いています。
ゼロアカ道場に参加した時の2008秋号で書いたフィクション論がありますが、あれの完全版のようなものです。もっともあの時のものとも色々と変わっているのですが。
西村清和だったり伊藤剛だったりグッドマンだったり古川日出男だったり黒沢清だったりです。
それからもう一つは、冲方丁「シュピーゲル」シリーズについてです。大塚英志や伊藤剛のキャラクター論をベースにしつつ、亜人間としてのキャラクターの自由と生について考えるというものです。
僕が、なんでこんなにフィクションというものをテーマにし続けているのか、ということを何とかかんとか言葉にしようとした感じです。一つは、世界の有り様・様相について考えるということと関わっていて、もう一つは、亜人間について考えるということに関わっている*1。多分そういうことなんだと思います。
今回もまた、雑誌作りの面白さを感じました。
上の目次を見て頂ければ分かるように、今号は前の「ゲーム」みたく定まった特集がなく、明らかにバラバラな感じがします。
そして実際にバラバラなんですがw
でも通して読んでみると何となく繋がってなくもないように感じられるw
今回はさすがに強引かなあとも思うんですが、一応一つの雑誌としてのまとまりはついていると思います。
内容に関して言うと、ハイエクの読書会レポートがあっさりしている割に、面白くて重要なアイデアをぽんと放り込んでいると思いますし*2、藤田直哉さんの2ちゃんねる論がこれまたエネルギーがこめられていてすごいです。藤田さんの2ch論が読めるのは筑波批評だけ、かも!*3
Rの列
筑波批評社はR-1なのですが、このR列には友人や知り合いのブースがいくつかあったので、まとめて紹介させていただきます。
R-2 ソフラマ
筑波批評社の隣です。
僕の後輩がやっているライトノベル総合誌「ソフラマ!」を出してます。
まだ告知記事は出ていないようなのですが、ゼロ年代ライトノベル特集を組んだ新刊が出るという噂を聞いてます。
追記(091201)
ブログに告知記事が出たようです。
2009冬の文学フリマに参加します! - sofuramaの日記
R-5 ぼっちーず
愛甲、江戸屋猫八百、黒野士郎、八柾山崎、峰尾俊彦という名だたるぼっちが集まった『ぼっち本』。
っていうか、ぼっちは複数形になってもぼっちなんでしょうか。
綿野恵太@edoyaneko800
http://d.hatena.ne.jp/hachimasa/20091125/1259159189
『ぼっち本』販売告知 - kuroshiorrrrr
http://d.hatena.ne.jp/takshiaikou/20091125#p1
R-11 終りの会
id:negative-naiveさんらによる、「サーバーパンク」をテーマにした『クロニック・ラブ』
メディア論に関わる論考がでるようです。
文フリに出店します - 美学的、病痾的
8P折り本
BWNがまたまた何かやってくれてるようです。
今から文学フリマに向けて本を作りたくなっちゃったんだけど、間に合わないよねーって方に朗報です。
これで、誰にでも簡単にちっちゃな本が作れちゃうってことらしいです。