先週、なんとか刊行にこぎつけた『物語の外の虚構へ』ですが、
早速、裏表紙を差し替えることになってしまいました。
12月26日22時半以降(場合によってはもっと早く、あるいはもっと遅く、そのあたりはAmazon次第です)、差し替え後の版で買えるようになります。
→差し替え完了したようです。(12/26追記)
なんかドタバタしてしまったので、今後ペーパーバック版の作成を考えている人たちの参考になれば、とメモに残しておきます。
主に、裏表紙につけるバーコードについてです。
販売開始日について
本題に入る前に、これは裏表紙の件とは関係ないですが、ちょっと注意書きを見逃していたために、実際に買えるようになる日を間違ってしまった件についてです。
KDPは、kindle版をやったことある人はご存知かと思いますが、データをAmazonにアップロードすると、「審査」が行われた後「販売」となります。審査にかかる時間は72時間と書かれていますが、kindleの場合、もっと短い時間で審査が終わります。今回だと、真夜中にアップロードして、翌朝には販売開始になっていました。
ペーパーバック版についても同様で、アップロード→審査→販売となります。審査については、kindle版よりも時間がかかった印象ですが、それでも2日程度で販売開始になっていた気がします。
ところが問題はその後、ステータスが「販売中」になっても、実際に購入可能になるまでにさらに時間がかかったことです。
実はこのことはちゃんと書いてあったんですが、見逃していました。
ペーパーバックまたはハードカバーはいつ「在庫あり」と表示されますか
3 ~ 5 営業日以内
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G202173620
ステータスが「販売中」になった時点で、販売開始と案内したのですが、実はまだ買えなかったという……。
ただ、これもそれほど時間はかかっていなくて、2~3営業日で買えるようになったと思います(厳密にいつ「在庫あり」になったか確認していないですが)
裏表紙のバーコードについて
さて、今回の本題である「裏表紙のバーコード」についてです。
Amazon側は、以下のような説明をしています。
表紙をアップロードする場合は、独自のバーコードを含めることも、Amazon 側でバーコードを提供することもできます。
(中略)
注: バーコードが Amazon の仕様を満たしていない場合は、Amazon 側で差し替えを行います。独自のバーコードがない場合: Amazon 側で ISBN バーコードを配置します。このバーコードは、本の裏表紙の右下にある幅 50.8 mm (2 インチ)、30.5 mm (1.2 インチ) の白いボックスの中に配置されます。裏表紙のこの部分に画像やテキストがあると、印刷されたときにバーコードで隠れてしまいますので、お気を付けください。
ペーパーバックの表紙の作成
(太字は引用者による)
Amazonバーコードは結構大きくて、デザイン的にちょっと邪魔な位置にありました。
装丁の難波さんと相談して「独自のバーコード」を配置することにしました。
そうすれば、Amazon側にバーコードを配置されることはないはず、と。
ちなみに、ISBNコードはAmazonで発行してくれるので、そのコードを元にバーコード作成ツール*1でバーコードを作成しました。
校正刷り
さて、実際に販売に移る前に「校正刷り」が可能だということで、頼むことにしました。
それで届いたのがこちら
我々「Amazonのバーコードついてるじゃねーか!」
自分「どうしよう……」
難波「このバーコードにあたらないように修正しますね~」
難波さんの対応の早さには何度も助けられました。
販売開始
修正した表紙データをアップロードしなおして、販売開始!
上で述べたように、実際に買えるようになるには少し日数がかかりましたが、買えるようになった時点で、自分用と難波さん用を購入しました。
届いたものがこちら
我々「Amazonのバーコードついてないじゃねーか!」*2
難波「以前作った奴に差し替えできますか」
自分「差し替えます……Amazonめぇ……」
という感じで、今回の差し替えとなります。
既にペーパーバック版をご購入いただいた方については、誠に申し訳ないですが、内容には影響しない箇所ですので、幻の(?)修正前バージョンを入手できたということにしていただいて、お許しいただければと思います。
今後、KDPのペーパーバック版作成を考えており、「Amazonのバーコードはでかいし位置固定で邪魔だから変えたいなー」と思っている方の参考になれば幸いです。
校正刷りでバーコード印刷されててもビビらないでください。
おそらく校正刷りの際には、バーコード関係の確認とかはせずに印刷に回しているのだろうと推測しています。
というのも、データをアップしてから校正刷りに入るまでの期間は、実際に買えるようになるまでの期間と比べて、だいぶ短かったからです。