ワールドカップ猪苗代大会/ワールドカップApex大会

猪苗代大会

日テレでの放送を見ました。

モーグル

伊藤みきの扱いがかなり大きくなりましたね。
いつも通り、マイケル富岡と三浦豪太の噛み合わない会話が見所です。
女子はやはり、如何に完成度を上げるかが勝負なので、パッと見ではみんな同じような滑りに見えて正直つまらない。
そんな中、ジェニファー・ハイルとミシェル・ロークだけは見ごたえある滑りをしていた。
流石、1位と2位。
かつてのカーリー・トゥローもやはり、女子の中では群を抜いて見ごたえがあった。
男子は、決勝1走目のデヴィッド・バベックからして、圧倒的にアグレッシブ。
男子の場合、完成度勝負でいくか難易度勝負でいくか、というのは選手によって異なってくる。
完成度勝負のデイルは、やはりいつも通り何一つツッコミどころのない滑りを見せるが、ボトムセクションの最後でリズムを崩してしまい、4位。
一方難易度の高いのを見せてきたのが、優勝ネイザン・ロバーツのフルツイスト。
エアで印象に残ったのは、やはりアレクサンダー・ビロドー。バックフリップの大きさが桁違い。
ミッコとPAは、手痛いミス。
特にPAは、かなりでかく飛んだ分、大きくコースアウトしてしまい失格に。
2位のジェイ・ボウマンは、アメリカの若手で、なかなかよかった。
フランスのコラのファーストネームがジルボーであることに気付く、ギルバードだと思いこんでいた。
ショー・カシマは映らなかった、残念。

スキークロス

ワールドカップの映像を見るのは初めて。
コース紹介画面もあって、何だか嬉しい。
やはり、スキークロスはテレビ映えする競技なのだと思う。
バンクーバー五輪で絶対にブレイクするに違いない、と信じている。
鈴木アナウンサーの実況と瀧澤の解説が、何だか初々しさのようなものもあり、実況、解説ともに喋る内容が適度で、モーグルとは違うなあw
瀧澤の声は、もしかしたら初めて聞いたかもしれない?
いや、スキークロスのDVDに出ていたからそんなはずはないが。
猪苗代のコースは、わりと平坦。
ウェーブ、キッカー、バンクが適度に配置されているが、難易度自体はおそらくそれほど高くない。瀧澤が言っていたが、フラット気味なのでそこでスピードを維持することが重要となってくる。
男子決勝に進んだ4人というのは
瀧澤=初代W杯総合優勝、1973年生まれ
河野=日本の新星、1983年生まれ
クラウス=2年連続W杯総合優勝、1974年生まれ、チェコ
シュミッド=スイスのエース、1984年生まれ
と、何だかちょうど10歳違いのベテランと若手が二人ずつ並んだという感じ。
スタートはクラウスに譲るもくっついて離れない瀧澤が、終盤のカーブで抜き返して優勝。
で、女子。
福島のり子は、上村愛子の同級生だったらしい。知らなかった。
小学生の時アルペンで一緒だったようだ。番組で使われた写真は中学時代か。
福島は準決勝3位で、惜しくも決勝には進めず。
しかし、準決勝で1,2位の選手が決勝で2,1位だったということを考えると、組み合わせの運というのもあるのかもしれない。
優勝したフランスのオフィリー・デビッドが、スキークロス界の女王らしい。
スキークロスがワールドカップ正式種目になって以来、4年連続の総合優勝を果たした。
決勝では、中盤のキッカーで飛んでいる最中に抜き返す、という非常にクロスらしい展開で勝利。

Apex大会

今週も大会があったのか。
早速リザルトが出ています。

モーグル

男子リザルト
1 BEGG-SMITH Dale 1985 AUS
2 BILODEAU Alexandre 1987 CAN
3 GINGRAS Maxime 1984 CAN
4 COLAS Guilbaut 1983 FRA
5 ROUSSEAU Pierre-Alexandre 1979 CAN
6 BOWMAN-KIRIGIN Jay 1987 USA
7 DUFOSSE Gregoire 1985 FRA
8 OCHS Pierre 1984 FRA
9 MARQUIS Vincent 1984 CAN
10 UENO Osamu 1983 JPN

総合優勝は今季もデイルで決まりでしょうか。
やはり、地元勢は強い。カナダが2位と3位、5位と9位にもつけています。
猪苗代のPAの滑りが、コースアウトさえしなければ、ってな感じだったので、カナダで5位とれてよかったなあ。
ビロドーが何を飛んだのかも気になるところ*1
日本勢は、上野が10位。コンスタントに決勝進出できるようになったのは大きい。
18位西、23位尾崎、24位附田

女子リザルト
1 HEIL Jennifer 1983 CAN
2 BAHRKE Shannon 1980 USA
3 RICHARDS Kristi 1981 CAN
4 ST.PIERRE Stephanie 1985 CAN
5 ROBERTSON Shelly 1979 USA
6 UEMURA Aiko 1979 JPN
7 MARBLER Margarita 1975 AUT
8 SUDOVA Nikola 1982 CZE

女子は、カナダvsアメリカという構図。
女子でも、ジェニファー・ハイルが今季の総合優勝となるのでしょう。
上村が6位と善戦。マーブラーも頑張っていると思う。
一方で、スドヴァは今季は奮っていないみたいだ。

ハーフパイプ

さて、Apex大会では、ハーフパイプも行われました。
ワールドカップ正式種目になったばっかりのハーフパイプ
もちろん、スノーボードではなくスキーです。
スキーだってハーフパイプがあるのです。
スノーボードハーフパイプに負けず劣らずかっこいいです。
いや、スキーの方が断然かっこいいんだ、と言ってしまいましょう。
スキーのハーフパイプがテレビ放映される日が一日も早く来ることを願います。
しかし、問題は日本人が全く出場していないことです。
男子はフィンランド人が1,2位、3位がカナダ人。アメリカ人が4位に続く結果。
カナダ人が一番多くて、あとはアメリカとヨーロッパ勢かと思いきや、ニュージーランドから一人来ていて6位。
年齢が若くて、一番上で83年生まれ、一番下が91年生まれ。
88年前後が一番多く、1,2位は共に89年生まれ。
女子は、1位アメリカ人83年生まれ、2位オーストリア人85年生まれ、3位アメリカ人86年生まれ
カナダ勢が圧倒的に多くて、ニュージーランドから二人来ている。
それから日本人が一人、12位に入っています。
参加は全部で14名。平均年齢は男子より高めだけれど、やはり91年生まれまでいる。
男子リザルト
女子リザルト

*1:モーグルW杯結果−FreeSnowによると、バックフルと1080を飛んだらしい。見てぇ!