芥川賞他(『文藝』『群像』『文藝春秋』『現代思想』)

文芸 2016年 02 月号 [雑誌]

文芸 2016年 02 月号 [雑誌]

転校文学→帰属する共同体への違和感
星野=バブル世代=オウム幹部と同世代。バブル期、選択肢が多く、それが逆に息苦しい。
イラク人質バッシング→香田さんに関してはいまだにどう言えばいいのかが分からない
「自分は10年早かったという人はいるけれど、10年遅かったといえるのが森さん」(星野)

中学3年で文藝賞受賞(『平成マシンガンズ』)
小説家ギルドに参加したということ、小説家は批評家や読者と違って技術的な面から互いの小説を読む。
ちなみに『平成マシンガンズ』は読点がないらしい

群像 2006年 03月号

群像 2006年 03月号

平野啓一郎×青山真治
ギターの話
トポスの話(2人とも北九州市出身)
北九州市という街の特殊さ(合併で人工的に作られた感じ)
都市と自然の往還
小説はもっと自由に書けるものだ

文藝春秋 2006年 03月号

文藝春秋 2006年 03月号

芥川賞受賞作『沖に待つ』絲山秋子
「私」と同僚の「太っちゃん」は、先に死んだ方が相手のHDDを破壊することを約束しあう。
死んだ後にPCのデータを破壊する、とうのは以前『ユリイカ』がブログの特集をした時に座談会で似た話が出てきた気がする
仕事に関する描写がこまやか
あまり、芥川賞っぽい作品ではなく、読みやすく面白い

現代思想』2月臨時増刊「フランス暴動

  • 黒人を養子(?)にしている父親の書いた文章で、息子とトルコ人不当逮捕された時のことを書いた文章
  • 梁石日の書いた、「他人事ではない」という文章
  • ラップと暴動の関係についての文章
  • ボードリヤールの文章。

同一化への拒否。暴動とEUへのノンは、同一化への拒否という点で同じもの。また、西欧への羨望が拒否へと変わるとき、西欧は自らをアイデンティファイできなくなる