美学

『ラオコオン』レッシング

レッシングであってレッシグではない(^^;*1サブタイトルは、「絵画と文学との限界について」。その名の通り、絵画と文学とを比較しているのだが、ここでいう絵画は造形芸術全般を指し、特に具体的に取り上げているのは主に彫刻である。文学の方はもちろ…

『現代アートの哲学』西村清和

美学、芸術学についての本。 去年とっていた芸術学の授業や、今年取っている現代美術論という授業と絡み合って、なかなか面白かった。 まず、この本では、何故「芸術」という言葉ではなく「アート」という言葉を使っているのか。 「芸術」という言葉には、ど…

三浦俊彦『虚構世界の存在論』

分析哲学のアプローチによる虚構世界論。 と言われたところで、ほとんどの人には何のことかさっぱり分からないだろうが、問題設定自体はそれほど難しくない。 哲学には分析哲学と呼ばれるジャンルがある。 このジャンルは、もともと言語哲学というところから…

美か芸か

id:akaNa「2006-06-12いろんな考えの人を許容し、謙虚になりたい」 美術といえば、ただその表層の見た目だけを見て感じたことを評価すればいい、というになりはしまいか。 美というのは完全に網膜に映ったものを好ましいと思うか醜いと思うかで、 芸にはもっ…