図書館で読んだ
小説トリッパー夏号
対談江國香織・古川日出男
朝日新人文学賞講評(阿部和重・小川洋子・斎藤美奈子・重松清・高橋源一郎)
新人文学賞の最新事情と注目の若手作家10人(大森望)
破瓜型病跡システム「震災と文学2」(斎藤環)
サブカルチャー/文学論「ぼくは教育基本法の「改正」に何故、反対するか」(大塚英志)
小さく死ぬ本(桜庭一樹)
比較的面白かったのは、環と大森。
震災文学とは震災サブカルチャーの一部。震災サブカルチャーとは、震災によって大きく変化した価値観や文化。
阪神大震災は、日本にどのような「転向」をさせたのか。
注目の若手作家には、絲山秋子、谷川流、日日日、有川浩、辻村深月、あと『四畳半神話体系』書いた人とかが挙げられていた。
小説 TRIPPER (トリッパー) 2006年 夏季号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社出版局
- 発売日: 2006/06/15
- メディア: 雑誌
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Newton8月号
ボイジャーの電池がまだ生きていて、まだ地球との交信が続いているとは!!
今、100天文単位あたりにいるそうです。
さらに、何事もなければ、2020年頃まで電池がまだもつそうです。
そのころには、太陽圏を脱出するとか。
太陽圏というのは、太陽風の影響がある範囲。
で、太陽圏の中でも太陽風の影響ががくっと落ちるところ(ターミネーションショック(末端衝撃波面)があって、そこは既に突破した模様。
すごいね。
今月の特集は恐竜。しかも竜脚類に絞って100種。
元恐竜少年としては、目を見張るものがありました。
今の研究ではもう、竜脚類の水中生活説は否定されているんだってさ。
竜脚類ってのは地味で、数ある恐竜の中ではそれほど好きな部類ではないけれど、でもやっぱそのサイズには圧倒される。
新幹線やビルと大きさを比較しているイラストを見て、やっぱ大きいなあと感心w
読者からの色々な質問があった中で、どうやって生殖したのか、というものがあった。
生殖器官は化石では分からない部分なので、恐竜の性というのは全くといっていいほど分かっていないらしい(そもそも性別すら、化石からは判断できない)。
竜脚類の場合、その大きさのせいで、後ろ足で立ち上がることは不可能だろうから、現在の多くの動物がやるような雄が雌に乗っかるような姿勢はとれないだろう、とも。
そういえば、瀬名秀明はかつて、ステゴサウルスはどうやって交尾するのだろうか、とインタビュアーに聞いたことがあるらしいが。
自分が、恐竜好きだった頃というのは、もう10年以上も前のことで、その当時の恐竜博士といえば、なんといってもロバート・バッカー、ジョン・ホーナー、小畠郁生であった。あと冨田幸光も多少。
でも、最近だと、真鍋真とか董枝明がよく見る名前に代わってきたような気がする。今月のNewtonには、北大の人も書いてるみたいだし。世代交代が進んだのだなぁ、と。
かつての研究結果が次々と塗り替えられているのは、研究者の増加ということも大きいらしい。
ケネス・カーペンター(この人の名前も初めて見た)のインタビューで、彼の小さい頃だと恐竜の研究者は3人しかいなかった、と言っている。
かつては、少数の研究者しかいなかったら、復元図作るにもバリエーションは少なかった。今では、研究者も多いし、コンピュータでのシミュレーションもできるし、ということでどんどん変わっていくらしい。
他には
生命の“素”は宇宙で誕生した?
ナタデココで高精度のがん診断?
森林エアロゾルが地球を冷やす
聖書をゆるがす古文書発見
をざっと読んだ。
最後のは、ユダの福音書。実は、ユダは裏切ってなかったというパターンがあるんだとか。
Newton (ニュートン) 2006年 08月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ニュートンプレス
- 発売日: 2006/06/26
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