高橋さんのブックリストを、マンガバトンのようにしてみた

最近、高橋さんがこのような作業をしています
世界/日本文学における「ビートルズ」的(8月7日の日記)
ブックリスト2:日本の古典娯楽小説群(8月8日の日記)
古書肆「白河堂」ブックリスト ver0.5(8月8日の日記)
mixiなんて読めないよって方のために、趣旨を少々抜粋させていただきます。

友達とチャットで喋っていて出た言葉。
「音楽プロデューサやっていて、“ビートルズまともに聴いたことありません”なんてのは相当ありえん話だよな」
この点でうなずきあう二人。
しかし、ここでふいに、疑問が浮かんだ。
“はて……では、小説家とかライターとか、そういった方々と創作についての仕事に関わる人の「基礎教養」みたいなものを、最低限、本当に最低限(それこそ「ビートルズ」くらいに)切り出すとしたら、どんなラインナップが考えられるんだろうか”
そういう疑問が出てきたので、ちょっと自分なりに、ジャンル別のアウトラインを描いてみました。
今回は「もし、色んなことを知っている作家さんが、ネタ出しの段階でこれくらいの文学知識を持っている編集やアシスタントが居たら、きっと仕事がやりやすいだろうな」と(私が)思った水準の(わりと)メジャー所のラインを押さえてみています。
けれど、「ビートルズ」がクラシック音楽やブラック・ミュージックの代表になりえないのと同様、ある程度の幅を持たせて採取したため、全体としてかなりムラのある構成になってしまっていると思います。

「荒唐無稽な国産娯楽小説の企画に携わるための、必要最低限の教養」

 「本を読んで教養を身につける」という行為にも、文学的教養を身につけることと、荒唐無稽な娯楽教養を身につけることの2種類があることを、覚えておきましょう。そしてそれは、どちらもくだらないように思えて、実は意外なほど楽しく、意外なほど人生を豊かにしてくれるものであることを保証しましょう。

白河堂こと高橋志臣です。
このたび、世の中のすぐれた文芸作品一覧を作るという試みの第一歩として、娯楽小説と世界文学の両方を楽しむためのブックリストを作成しました。

ブックリストは《世界文学編》と《娯楽作品編》に分かれており、それぞれ用途が異なります。

《世界文学編》は、軽く数十年から百年以上の年月を越えて、なお読み継がれているだけの価値がある(だろう)作品をメインに選びました。

いっぽうで《娯楽作品編》は、最先端のエンターテイメント商業作品として売られている中で、ある種の「歴史」を生成しつつある、そのような種類の作品群を選んでみました。


Ver0.5とありますし、まだコメント欄ではあれを加えろ、あれは要らない、という議論も続いているようなので、今後もこのリストは改変されていくでしょうが、ひとまず形は整ったようです。
(高橋さんのマイミクでない方でも、これに対するコメントは歓迎されると思いますよ、多分)
それで、以前回ってきたマンガバトンのように、これは読んだとか、これは知らないとか、書くと自分なりの整理になったりするかなぁと思ったりしたので、やってみました。


ブックリストバトン


とはいえ、量が量なので、ここに直接は書きませんでした。
名前は知ってるけど読んでない、ってのが大半だったので、それらは無印にしました。
×とついているのは、名前すら知らない、完膚なきまでに知らない作品です。
小説として読んだ作品には○を。
マンガなどで読んだ作品は無印で、その旨コメントをふりました。


やってみた感想としては、「なかなか恥ずかしいな」ってw
読んでないのが多いのも恥ずかしいが、そもそも全く知らない作品が結構混じっていて。
別に中国古典でそういうのが混じっていてもなんとも思わないんですが、ラノベとかでも結構あったりして。
SFは、とかくタイトルは知っているけど読んだことがない作品が多い。
いっつも本屋にいくと、SFの棚を眺めて買わずに帰るんです(^^;