中原だから、特に感想を書きようもないけれど、なんとなく読んでしまう
というか、タイトルのかっこよさにひかれる。
ところどころに、訳もなく惹かれるかっこいい部分がある。
表題作「名もなき孤児たちの墓」の後半部分、「美容室ペッサ」の最後の段落が気に入っている。
あと、「点滅…」は、中原にしては分かり易い作品
記憶も暴力も執筆も何もかも自分以外に操作されているんだ!
そんな操作と折り合いをつけて生きるなんて器用なことが出来るのか、できねーよ
「女とつき合う柄じゃない」はオチが面白い
「私の『パソコンタイムズ』顛末記」「ドキュメント授乳」「ドキュメント続・授乳」は笑う
「典子は、昔」とかが結構わけわからない
- 作者: 中原昌也
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/02/23
- メディア: 単行本
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