2023-12-25から1日間の記事一覧

大江健三郎『「雨の木」を聴く女たち』

1982年、大江が47歳の年に刊行された連作短編集 いわゆる私小説的な作品群だが、かなり物語化が施されている。有名だし読んでおくか、くらいのテンションで読むことにしたので、あまり内容も知らない状態だったが、癖の強い登場人物が次々出てきて、これがな…