茨城県自然博物館で開催されていた恐竜展へ行ってきた
博物館行くまで
茨城県の博物館だが、所在地は県西の坂東市で、千葉の野田市と隣接しているため、最寄り駅は千葉だったりする
電車とバスを乗り継いで行ったのだが、そこそこ遠い。「自然博物館前」というバス停で降りたのだが、そこからも多少歩くので、最初は「本当にこの道であってんのか」と思ったくらい
まあ、この博物館に来る人の大半は車で来ているのだと思う
「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」という名前で、博物館に隣接して広い公園があり、子供連れで来たりすると楽しそうである
博物館入ったところ
いきなり、マンモスの全身骨格が置いてあるのだが、最近ちょうど大哺乳類展2 - logical cypher scape2でアフリカゾウの骨格を見たばかりだったので、その巨大さに圧倒される
そこを抜けると、その名も「恐竜ホール」という名の吹き抜けホールが広がっている。このホールを中心に各展示室が配置されているわけだが、2階部分から、竜脚類の全身骨格を見ることができる。上から見えるのすごい!
「体験!発見!恐竜研究所」展
将来の恐竜研究者たる子供への解説が充実している印象
ディノニクスやイグアノドンの過去の復元と現在の復元との比較があった
何気なく実物化石もぽつぽつあって、羽毛恐竜関連だと孔子鳥が実物だったのだけど、写真がぶれぶれでうまく撮れてなかった……
骨組織の研究やCTスキャンを使った研究など、新しめの研究についても触れられている
ステゴサウルスのスパイクのスライスとか初めて見た
骨板は攻撃や防御に使える強度はなかったけど、スパイクは十分攻撃用に使える強度があった、というのは知ってたのだけど、子供の時はまだ不十分で、というのまでは知らなかった。
CTスキャン使って3Dデータとったあと、3Dプリンタでいろいろなサイズの標本を作れるよって展示も
本展の目玉展示の一つが、ティラノサウルスの成体・亜成体・幼体の3体の標本をばばんと並べたところ
あとで、常設展見て回ってたら、上から見ることもできた
亜成体、幼体は頭骨の形や脚の長さが、明らかに違っていて、別種(ナノティラヌス)であるという説もあるとかなんとか
プテラノドンのこの突き出た骨は、皮膜ひっかける奴なのかな~?
本展のもう一つの目玉展示が、むかわ竜の実物化石である
ただ、むかわ竜がぽんと置いてあるだけでなく、北はニッポノサウルスから始まって、北海道、岩手、群馬、福井、兵庫、長崎と全国各地で発見されている恐竜化石等が紹介されているのである。
こうやってずらっと一堂に会する*1ところを見るのは初めてだったのを、ここもよかった
最後には、茨城県にも白亜紀の地層があるよというところでしめている。
常設展
写真は古生物関係しか撮っていないのだけど、宇宙から始まって地球、古生物、現生生物、茨城の自然とあって、なかなか面白かった。つくばや土浦周辺からナウマンゾウの歯の化石とか出てるのね
古生物関係は、結構実物化石あったなあ
ペルム紀の爬虫類
*1:大半はむろんレプリカではあるが