『日経サイエンス2019年5月号』

絶滅したハワイの花 マウンテン・ハイビスカスの香りを復活  R. ジェイコブセン

www.nikkei-science.com

あるバイオ企業の中で、すでに絶滅した植物の香りを復元できたらすごいんじゃね、という話として「白亜紀プロジェクト」が立ち上がる(花のある植物が誕生した白亜紀にちなんでいるが、白亜紀の植物を復活させるわけではない)
当初、永久凍土の中から発掘された植物の残骸とかを用いようとしていたが、さすがにDNAとか採取できず。
ミュゼオミクスというのを知り、博物館の標本を使うことに。
しかし、民間企業からの標本利用の申し出とか今までなかったので、博物館からは訝しがられながらも、なんとか標本の一部を使わせてもらうことになる。
最終的に、タイトルにあるハワイのハイビスカスほか、絶滅した植物3種類くらいについて、その香り成分の合成に成功する。


DNAプリンターというのが出てきた。指定した配列のDNA分子を合成してくれる機械っぽい。
あと、合成生物学関係の記事読んでたときに時々名前が出てきたシャピロの名前が出てきた。
この記事は「遺伝子工学」という名前は出てきて「合成生物学」という名前は出てこなかったけど、合成生物学の事例な気がする。

巨大モササウルスの海に迫る スミソニアン博物館からのレポート  西村 絵

www.nikkei-science.com
アンゴラに、モササウルス類がよくでてくる地層があるらしい。
年代が広いらしいので、今後モササウルス類の進化について期待っぽい。
なお、アンゴラからモササウルス類の化石が出るのは以前から知られていたが、内戦とかあって研究は進んでいなかったらしい。
共食いのあととかが出てきているとか
あと、モササウルス類は肉食で基本的に歯が鋭いのだけど、そうではない歯を持っている種類もいて、これは、牡蠣を食ってたらしい。で、実際、同じ地層から牡蠣も発見されているのだが、人の背丈ほどある大きさの牡蠣があるとかいう、何それ?!ってなことが書いてあった。

磁極の動きが速すぎる!

北極の磁極は位置が動いているらしいのだけど、この10年だか20年だかその動きが速いみたい。
カナダの地下で、鉄の噴流が起きてて、それの影響だとか。なんか、カナダとシベリアで地磁気の勢力争い(?)があって、シベリアが優勢になっているらしい。
日経サイエンスの方の記事ページはなかったけど、検索したら、Natureの記事があった。
www.natureasia.com