『日経サイエンス2018年4月号』

量子コンピュータの記事、ちらっと眺めたけど結局読んでない
表紙のやつ、かっこいいよね

意識の有無を見分けるテスト C. コッホ

意識の有無を見分けるテスト | 日経サイエンス
トノーニとマッスィミーニの研究について
TMSで脳に刺激を与えて、それがどのように広がっていくか測定する
意識があると他の部位に広がっていくが、意識がないと広がっていかない
ザップ&ジップ法
ジップっていうのは圧縮アルゴリズムのジップのこと。同じアルゴリズムを使っているから、この名前らしい。
健康な人の起床時と睡眠時(夢を見ている時と見ていない時)、それから最小意識状態の患者(意識があると考えられている)、無反応覚醒症候群(意識がないと考えられている)で測定
結果、ほぼ正しく測定できたが、無反応覚醒症候群の患者の中に、意識があると判定された人々がいた、と。
大体、話の内容的にはジュリオ・トノーニ/マルチェッロ・マッスィミーニ『意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論』 - logical cypher scapeにも書いてある話だったような気がする。

ヘビが手足を失ったわけ H. イー

http://www.nikkei-science.com/201804_066.html
白亜紀から最古のヘビの化石が見つかっているが、ヘビが肢をなくした理由などはまだはっきりわかっていない。
陸上生活(穴居性)においてという説と、水中生活においてという説とがあるが、近年では、前者の証拠が増えていっているらしい。
穴居性の動物は、前庭が大きいということから、ヘビの祖先にあたる化石を調べて、穴居性である可能性が高いことを調べている。
また、ヘビはほかの動物と違って、肋骨が多いが、これにはHox遺伝子が関わっていて、というような発生学的な話もあって、なんか肋骨がない方が派生的形質みたいなことが書いてあったような気がする
あと、肢の発生に関する遺伝的メカニズムに話もしてて、同じヘビでも、この遺伝メカニズムの有無によって、完全に肢がなくなってる奴で、ちょっと残っている奴がいるらしい