10月から11月にかけて参加した学会
とりあえず、どの題目を聞いたくらいはメモっておくことにした
第68回美学会全国大会(@國學院大学)
10/7 研究発表
- 梅村翔子(東京藝術大学) ウィトゲンシュタイン『心理学の哲学』におけるアスペクトと想像、および知覚の関係
- 松永伸司(東京藝術大学) 絵の真偽―画像の使用と画像の内容
予稿
絵の内容を抽出して主張に使うという枠組み、他にも(というかメイクビリーブにも)使えそうなので重要!
10/8 シンポジウム「芸術と感情」
コーディネーター
西村清和(國學院大學) 芸術と感情
パネリスト
杉山卓史(京都大学) 美的判断における自己触発―「心の哲学」から見たカントの感情論
大島徹也(広島大学) 抽象表現主義芸術と感情―ロスコ、ニューマン、スティルを中心に
永岡 都(昭和女子大学) 音楽聴取における情動体験と表現
甲斐義明(新潟大学) 撮影行為と感情―写真家の言葉を手がかりに
科学基礎論学会 2017年度秋の研究例会(@日大/10月21日)
日本科学哲学会第50回大会(@東大本郷)
11/18 研究発表
喚起説(補償説)を退ける
現実主義が戦うべきはエイリアン性質なのか
11/18 シンポジウム「科学哲学と分析哲学:両者の歴史的関係を再考する」
- 小山虎「1930年代の分析哲学と科学哲学」
ウィーンとワルシャワとの間にあった盛んな交流
ベルリンとの距離感
1930年代のイギリスにいたケンブリッジ分析派と呼ばれる人々(主にムーアとのその弟子たち。この時期、ラッセルとウィトゲンシュタインはいない)
現在、我々が分析哲学の「分析」というので思い浮かべるのとちょっとちがう「分析」観があったという話だが、それとともに、Susan Stebbingというイギリス初の女性哲学教授で当時かなりの重要人物だったのに現在ほとんど忘れられている人物についての紹介が面白かった
アメリカに亡命した論理実証主義者たち、実は田舎の大学に追いやられていた説
ジョサイア・ロイスという観念論かつプラグマティズムの哲学者が、すごく重要人物っぽい
11/8 特別講演 河岡義裕「ウイルス学が直面する問題」
BSL施設すごい(入室する人は全員FBIの経歴チェック受けてるとか)
インフルエンザとかエボラとかの研究してる人だけど、エボラ流行ってる最中のシエラレオネ行ってるのすごい