どちらも上野の科学博物館でやっている企画展
生き物に学びくらしに活かす
バイオミメティクスについての企画展
日本館でやっていて30分くらいで回れる程のサイズ
チョウやタマムシの構造色とか
トンボとかの翅と同じ構造を使った透明フィルムとかは、反射が少ないという奴で、地味にすごかった
クジラのヒレのでこぼこが乱流を抑えている、というのをまねた風力発電機とか
魚の群れはお互いに衝突しないというのを利用して自動車を制御する技術とか
ワシが狩りをするときに獲物を掴む動作を真似たドローン。これの映像が流れてたけど、これやばい、かっこいい
生物学と工学とでは使っている言葉が違うから、学術交流のためのデータベースとオントロジーとかもあった
恐竜博2016
いきなり恐竜形類のアシリサウルスが出てくるのだけど、恐竜との違いは、骨盤に大腿骨が関節する穴が空いてるかどうか
エオラプトルとヘテロドントサウルスの復元図にも羽毛が生えていた
今回の展示は、初期の恐竜からすでに羽毛が生えていたということなんだと思う。鳥盤類の羽毛恐竜いるし。
二足歩行になって機動力が高くなったことが、他の爬虫類との違いになってその後の繁栄につながったというような解説がなされていたけれど。ここらへん、恐竜がなんで三畳紀後期から勝ち上がったかってよく分かってないんじゃなかったっけ
ヘテロドントサウルスは犬歯が特徴的
ジュラ紀に植物食になった獣脚類のチレサウルスについて、熊なのに植物食のパンダのようなものと説明していた
琥珀があって顕微鏡で中が覗ける展示があった
やっぱり、ジュラシックパーク世代としては琥珀をみるとテンションがあがるw
磨く前の琥珀というのもあった
カナダの琥珀とミャンマーの琥珀だった
図録を読むと、ジュラシックパークとは別の意味で、琥珀は恐竜の姿を現在に蘇らせてくれるものなのかもしれないなあと(羽毛の立体構造や色素が残っている)
今回の目玉であるスピノサウルスとティラノサウルス
とにかくでかい。12mと15mだし。
両者を色々と比較しながら見ることができる。
例えば、歯
どちらも真下から見ることができたのが面白かったし、大きさを実感したが、断面がD字になっているのがティラノサウルス、断面が丸いのがスピノサウルス。ティラノは歯に微小なギザギザがついているが、スピノにはない
それから、前足と後ろ足
ティラノサウルスは、ご存知のとおり、前足が非常に小さく、後ろ脚がとても立派
一方、スピノサウルスは、前も後ろも同じくらいの大きさの脚をしており、四足歩行だったことがうかがえる
また、スピノサウルスの足は底が平らになっていたとか。
カスモサウルスとパラサウロロフスの容体
頭のフリルやトサカなど、成体での際立った特徴がまだない
パラサウロロフスについては、頭部をCTスキャンしてモデル作って鳴き声を再現するというものがあった
成体と幼体とでは声が少し違っていて、成体はボォォォンという感じ、幼体はそれを高くしたような声
近年の恐竜研究では、最新技術が色々と使われるようになっていて
例えば、ラオスのイクチオヴェナートルについては、化石が国外への持ち出しが禁じられていることもあって、3Dスキャンしたデジタルデータを使っての復元が行われている。で、そのデータを元に出力されたレプリカが置かれていた。
また、琥珀の中で立体構造が残された羽毛についても、何倍にも拡大して3Dプリンタで出力されたものが展示されていた。
クリンダドロメウス
強膜輪がぎょろっとしてんなー
羽毛のあった鳥盤類恐竜
尾と脚にはウロコがあったらしくなかなかすごい見た目になっている
恒温性の起源が遡るかもしれない発見なのだが、さらにそれとは別に、今年の1月に、現生のトカゲで卵を産む時期に体温が外気温より高くなって卵を温めてるのが発見されたらしい
むかわのハドロサウルス類の大腿骨が展示されていたのが、研究中のため撮影禁止となっていた!
化石のクリーニング作業を見学できるというのもやっていた
アルバータ大学の人で、この化石の発見者で、来日して作業してくれている。
ガシャは「イー」であった
こいつは中国で発見された、皮膜を持っている恐竜
コウモリやモモンガみたいな奴
獣脚類は、羽毛を手に入れて現生の鳥になっていったわけだけど、羽毛以外で空を飛ぶ方法を試していた奴がいた、と
手首から棒状の骨が伸びていて、発見当時、なんだこれ? だったらしいんだけど、ムササビに同じような構造の骨があって、皮膜を支えるのに使っているとわかったらしい。