モーグルW杯ヴァルサンコム大会/ハーフパイプ・スロープスタイルW杯マンモス大会

モーグルW杯ヴァルサンコム大会

1月23日開催
1月最初のレイクプラシッド大会がキャンセルだったので、6週間ぶりのモーグルW杯
ちなみに、こちら開催直前の記事→W杯は最強ケベック軍団のホームへ 次の黄金チームは日本が担う!? : コラム | J SPORTS
男女あわせて表彰台の5箇所を、自国開催となったカナダが占めた。
男子では、キングスベリーがW杯30勝目となり記録を更新中
女子は、デュフォーラポイント姉妹が表彰台を独占。意外にも(?)姉妹で独占したのは初めてだったようだが、これまた歴史的な記録。

  • 男子

1 KINGSBURY Mikael 1992 CAN 93.42
2 GRAHAM Matt 1994 AUS 87.74
3 DUMAIS Laurent 1996 CAN 85.86
4 MARQUIS Philippe 1989 CAN 85.45
5 SMYSHLYAEV Alexandr 1987 RUS 81.78
6 HARA Daichi 1997 JPN 80.05

スコア見ると、キングスベリーが唯一90点台で圧倒してるな。まだまだ、
3位、カナダのDUMAISは、昨シーズンからW杯に参加、これまでの最高順位は16位で、カナダの新星ともいうべき存在か
一方、6位の原も、同世代。W杯への参加はやはり昨シーズンからで、昨シーズンの最高順位は21位だが、今シーズンに入り、ルカ7位、今大会6位と連続で1桁順位。要注目選手かも。
他に日本人選手では、ルカ大会で3位となった堀島が8位に。年齢は原と同じで、やはり今シーズンから成績が急上昇している。
原と堀島は、他の国の選手と比較しても、年齢的に若く、期待の若手選手といってよさそう。パッと見た感じ、原と堀島の前後の順位には、上位常連の選手が名前を連ねており、これからこのトップ集団と一緒に競ってほしい。
他の日本人選手は、12位に西、23位に四方、24位に遠藤、29位に吉川、渡辺がDNF
最年長の西が1985年生まれ、最年少は渡辺の1998年生まれで、日本は結構選手層厚いのである。

  • 女子

1 DUFOUR-LAPOINTE Justine 1994 CAN 86.49
2    DUFOUR-LAPOINTE Chloe 1991 CAN 85.09
3 DUFOUR-LAPOINTE Maxime 1989 CAN 80.72
4 LAFFONT Perrine 1998 FRA 80.18
5 GALYSHEVA Yulia 1992 KAZ 76.76
6 DZIEMIAN Nessa 1994 USA

デュフォーラポイント姉妹の表彰台独占とか、もう何というか、快挙であると同時に、すごい納得するというか、当然の結果のようにも見える。ジャスティン、クロエ、マキシムという順位も妥当。
4位のラフォンは、ソチ五輪の年からW杯に参戦し始めた、いわばポストソチを担う最初の世代
6位のDZIEMIANも、昨シーズンからW杯に参加し始めた若手選手。決勝1回目では3位になって、デュフォーラポイント姉妹の表彰台独占を阻止できる位置だったようだが、決勝2回目(スーパーファイナル)では、惜しくもクラッシュしてしまったようだ。
日本人選手は、20位に伊藤みき、23位に伊藤さつき。


Canadians dominate at the moguls World Cup in Val Saint-Come - FIS-SKI

ハーフパイプW杯マンモス大会

1月22日・23日開催
男子はKenworthy、女子は日本の小野塚が、優勝
天気が悪かったようで、風雪の様子を見ながら進行していて、女子は22日に決勝を行ったが、男子は決勝を23日に延期したみたい。

  • 男子

1 KENWORTHY Gus 1991 USA 94.60
2 WISE David 1990 USA 93.20
3 BLUNCK Aaron 1996 USA 91.80

  • 女子

1 ONOZUKA Ayana 1988 JPN 85.00
2 LOGAN Devin 1993 USA 80.40
3 KUZMA Janina 1985 NZL 74.00
4 SUZUKI Saori 1990 JPN 64.40

4位に鈴木、12位にも日本人選手、渡辺。
小野塚が目立つので他の日本人選手全然確認してなかったけど、プロフィール見たら、結構前からW杯出てる選手だった

Onozuka and Kenworthy awarded wins in abbreviated Mammoth halfpipe World Cup - FIS-SKI

スロープスタイルW杯マンモス大会

1月24日開催
女子では、カナダのユキ・ツボタがW杯初優勝。
男子では、ソチ金メダリスト、昨年総合2位の CHRISTENSEN Jossが優勝

  • 男子

1 CHRISTENSEN Joss 1991 USA 89.00
2 WILLIAMS Mcrae 1990 USA 88.40
3 BRAATEN Oystein 1995 NOR 86.40

クリステンセンのウィニングラン

Switch right lipslide 270 on 270 off, left lipslide 450 on 450 off, switch left 270 on pretzel 450 off, left double 1260, switch right double 1080, switch left double 1080

男子2位のウィリアムズは、ノーズバター450でレールへ、最後のジャンプはスイッチレフトサイドトリプルコーク1440
3位のBraatenは、ミドルジャンプで、スイッチレフトサイドダブルコーク1260

  • 女子

1 TSUBOTA Yuki 1994 CAN 84.40
2 TANNO Giulia 1998 SUI 77.40
3 DAHLSTROM Emma 1992 SWE 76.20

ツボタのウィニングラン

Front swap on the down-flat-down to switch, switch on the bouncy rail, frontside slide 450 out, corked 720, right side 540

女子の2位は、スイス17歳のGiulia Tannoで、最後のジャンプでスイッチレフトサイド900
3位は、総合2位のダールストーム。キャノンレールで、テイルグラブでスイッチリップサイド

Tsubota and Christensen dominate Mammoth slopestyle - FIS-SKI