『日経サイエンス2016年2月号』

読んだ奴だけ

ツイートでわかる所得区分

自分の所得について直接話すということは普通ないけど、普段話している話題から、その人の所得が分かるのではないかという研究
話題をクラスタリングしてみたら、高所得者層がよく話している話題と、低所得者層がよく話している話題が分けれたよというような内容か。ちなみに、政治とか環境問題とか話しているのが公職者層で身近な人間関係とかを話しているのが低所得者層らしいよw
どうやって、所得の答え合わせしたのかは書いてなかった
PLOS ONE掲載論文らしい

覆る定説 ピラミッドを築いた人々 Z. ゾーリッチ

クフ王のピラミッドについて、どうやってピラミッドを建築したか、土木面からの研究が多かったが、実は社会学的な側面も注目に値するという話
ピラミッドを作るために、交易網を構築した。この社会的インフラが、ピラミッド建築後にもエジプト繁栄に役立った、とか

心を持つロボット P. ファン

人と会話させて、その言葉の意味だけではなくて、発話の意味が分かるようにしたり、「共感」させたりできるようにするための研究
筆者は、音声認識の研究者で、学生が緊張している時の音声を集めて学習させて、声だけで緊張しているかどうか判定できるようなプログラムを作った
音楽作品について、音響特性だけでそのムードをあてるように学習させた研究もある(その曲がどういうムードなのかは事前に音楽学者が分類した)
歌詞など、言葉と感情の結びつきを学習させる
将来的に、話し方から推測される感情と、発せられた言葉の意味がズレている場合に、それが実は皮肉だ、とか理解させるようにする、とか
筆者は今ZARAというプログラムを作って実験している

地球の情報容量  C. A. ヒダルゴ

ロイという研究者が、もし宇宙にある原子をすべて使ったコンピュータがあったら、その容量は10の90乗ビットになるという計算をしたらしい
その計算を地球に適用すると、10の56乗ビット
人間がこれまで文化として作ってきたものの情報量が2兆ギガビット
バイオマスなどを含めて、今地球が保持している情報量は10の44乗ビット
地球はまだまだ全然容量がありあまっている状態だという
情報は増えにくいが、徐々に増えている
筆者は、メディアアート専門の人らしい。正直、何の話してるのか全くよく分からなかった

テストで学ぶ  A. M. ポール

テストは、評価のための手段ではなく学習のための手段。
記憶を固定化させるのに役に立ち、再読(教科書を何度も読んだりマーカーを引いたり)するよりも、効果的
テストたくさん受けてても学習効果があがっていないように見えるが? → どうして間違ったかのメタ認知が大事
テストのあとのフィードバックが大事で、点数だけを知るとかではなく、ちゃんと理解できていなかったのか、ケアレスミスだったのかなどのメタ認知をさせるのが大事。