キム・スタンリー・ロビンスン『2312 太陽系動乱』

そのタイトル通り、2312年の太陽系を舞台にしたSF
水星、金星、温暖化した地球、火星、小惑星を改造したテラリウム、木星土星冥王星といった様々な星を巡り、描かれる風景がどれも作品
SFを読んでいるなあっていう気分に浸れたw
メインプロットは、実はかなりシンプルなラブストーリー
物語をドライブさせていくのは、太陽系で連続で起きた奇妙な事件と量子AIをめぐる事件捜査の物語、ということになる
本作は、やはり第一には種々の設定を楽しむものかと思う。先に述べた、「SFを読んでるなあ」っていうのはそういうところ。あと、科学用語とかがぽんぽんと出てきていて、ハードSFって感じもある。
それから、主人公の1人がクラシック音楽が好きということもあって、クラシック音楽の固有名詞がぱらぱら出てくる。ベートーヴェンとかドビュッシーとかだけど。それ以外に文学からの引用とかもあって、そういうのから漂ってくる雰囲気作りもなかなかよい。
というのも、最初に舞台となる水星は、その地名の多くが芸術家に由来していて、この作品の最初の方で水星の地名をつらつらと並べている章があるのだけど、それが多分よく効いてる。
ちなみに水星の地名には、広重とか黒沢とかいった日本の芸術家の名前も入っている。黒沢っててっきり黒澤明のことかと思ったら黒沢琴古という尺八の家元だった。
それから、度々断章が挟み込まれる形式となっており、その部分で設定などが分かるようになっている。このあたりも結構面白い。
一方、物語の方は、というと、あまりすっきりしないというか。ラブストーリーの方は非常にまっすぐで悪くないが、事件の捜査・解決の方は何ともいえない感じがある。
太陽系動乱というサブタイトルがついているけれど、そんなに「動乱」って感じはなかった。

あらすじ

「水星の獅子」とあだ名される政治家アレックスが亡くなるところから始まる。その孫であるスワンのもとに、生前のアレックスと親しかったという土星の外交官ワーラム、インタープランの捜査官ジュネットが訪れ、アレックスから何かメッセージは残されていないかという。
スワンは隠されていたアレックスの遺言を見つけ、それに従いイオのワンの元へと向かう。生前のアレックスは、ワーラム、ジュネット、ワンなど太陽系の中でも信頼のおける仲間と、ネットを使ったり記録が残ったりしないように、相談を重ねていた。それは量子AI(キューブ)が絡んで、何かこの太陽系によからぬことが起きようとしているのを阻止するためのものなのだが、脳内にキューブを埋め込んでいるスワンは、彼らから今ひとつ信頼されず、なかなか何が起きているかの全体像を教えてもらえぬまま、しかし事件(イオでの襲撃とか)には巻き込まれていく。
スワンは、かつてのパートナーがいる地球を経由して、水星へと戻る。水星を再訪したワーラムとコンサートに行った矢先、水星に何かが衝突。彼らは、助かるために地下トンネルを歩く。
このトンネルシーンが、上巻での山場で、有り体にいえば、スワンとワーラムの仲が進展するのだが、そういう言葉で想像されるロマンスがあるわけではなくて、極限状態を共に体験することになるのである。片方は放射線障害になり、しかしそれでも生き残るためには、一日中歩き続けなければならない状況で、2人ともストレスマックスのピリピリした会話をしたりして、何とか助かるという。そんな状況下において、2人でクラシック曲を口笛で合奏するというのが、2人を結びつける。
この水星への衝突事件を解決すべく、それ以前に破壊されていた小惑星を見たり、不審な船の隠れる土星へ行ったり
また、破壊された水星の都市を再建すべく、また地球へ行ったり
あるいは、水星より内側を回るヴァルカノイドと土星が同盟を結ぶことになって、外交官としてのワーラムが、スワンと対立することになってしまったり
スワンが地球で出会った青年キランは、スワンの手引きで地球を脱出して金星で暮らすことになったのだが、そこで金星における政治対立に巻き込まれていったり
というようなことがあって、スワンとワーラムは、テロを根本的に解決するために地球の貧困を解決しなければならないと考えて、ある計画を実行する。
また、小惑星破壊や水星への衝突といった事件の真相解明のため、金星へ向かうさなか、再び衝突事件が起きることを察知したスワンらは、高速宇宙船をぶつけてそれを阻止するも、宇宙に放り出されてしまう。
宇宙空間で、10日間の食料などが搭載された宇宙服だけを身につけて、漂流するというのが、下巻のクライマックスなのかなあ。地球での計画も映像的にはクライマックスだけど。ここが愛の告白シーンということになるので。このあたりは、『シドニアの騎士』とか『ゼロ・グラビティ』とかを思い出しながら読んでた。


各惑星の風景

  • 水星

主人公スワンの出身星であり、物語が始まる星。
水星は、太陽が近すぎて昼の領域では人類は活動できない。そのため、水星にある都市「ターミネーター」は、線路の上を太陽から逃げるように走り続ける移動都市になっている。
水星には、サンウォーカーと呼ばれる人たちがいて、彼らは、日の出ぎりぎりの領域をずっと歩き続けている太陽崇拝者である。スワンも、時々彼らと一緒に水星を歩いている。
冒頭のシーンが、スワンとサンウォーカーが水星を歩いているシーンから始まって、ターミネーター市が出てきて、この街、レールの上を動いているのかっていうのが分かる辺りは楽しい。
水星にはターミネーター以外に、固定されている美術館とかコンサートホールがあって、ターミネーターとトラムで行き来できるようになっている。
地球の美術品とかがかなり水星に移管されているらしい。
スワンとワーラムが巻き込まれた衝突では、ターミネーターの線路とコンサートホールが破壊された。ターミネーターは動けなくなって、その後、太陽に焼かれてしまう。スワンとワーラムらは、地下トンネルへと逃げ込むが、昼が来てしまったので、そのまま脱出用の船があるところまでトンネルを歩くことになった。

  • テラリウム

この話の中で、もっとも多く出てくる星(?)
この世界では、小惑星の内部をくり抜いて改造し、人工的な環境を作ってテラリウムとしている。そして、そのテラリウムを使って、惑星間航行をしている。
無数のテラリウムが作られており、それぞれコンセプトが全く異なる。
基本的には、地球の環境を再現し、地球では絶滅してしまった動植物を棲息させている。
しかし、中には、ただひたすら真っ暗なテラリウムとか、乗り合わせた者たちがセックスに耽るテラリウムとかもある。
大体、内部をくり抜いているので、空はない。
展望室とかがあって、フライバイする時はそこから外を眺めたりする。
スワンはかつて環境設計の仕事をしていて、いくつか自分が作ったテラリウムに乗ったりもしている。ただ、今ではそういう仕事をしていたのは間違いだったとも思っている。

  • イオ

他のガリレオ衛星と違って、木星と近いので放射線が強かったり、あと溶岩があったりして、普通には生活できない環境で、ワンの研究所は何重にもシールドで覆われて建っている。

  • 地球

この時代、テラフォーミング技術が既に発達しているが、地球は人口が多いためにそれがうまく活用できていない。一度、テラフォーミング技術を導入しようとして、氷河期を人工的に起こしてしまったというトラウマがある。2312年現在は、温暖化中で、沿岸部は半ば水没している。
作中、地球は何度か登場するが、最初はニューヨークで、半ば水没した都市として描かれる。まるでヴェネチアのような水上都市と化したニューヨーク(かつての道は水路となっている)というのが美しい。
下巻に入ると、中国やアフリカが出てくるのだが、こちらはニューヨークと打って変わって、大量の人口を抱え、貧困に苦しんでいる様が描かれる(もっともニューヨークも全面的に美しいわけではなく、郊外はあんまりよろしくない)。
また、軌道エレベーターがキトなどにある。エレベーターはかなり遅くて、中ではいつも同じ演目のオペラ(?)が上演されているっぽい。

衛星エンケラドゥスでは、その地下湖で微生物が発見されている。
火星がテラフォーミングする時に窒素が必要で、タイタンの窒素を勝手にとっていったという過去がある。この当時は、土星圏の人口も少なく政治的な力もなかったのだけど、これを機に土星連盟というものが形成されていったという歴史をもつ。現在では、窒素を輸出している。
ヴァルカノイドや水星から、光をもらっているらしい
土星本星のガスの中に、船籍を隠してる船とかが隠れていて、それを探すためにガスの中に入っていくとことか
あと、土星の環サーフィンとかが面白かった
土星の環サーフィンは、上田早夕里の短編でも読んだことあったけど、あっちが衛星探査機がやってたのに対して、こっちは人間がやってた。

  • ヴァルカノイド

水星よりもさらに太陽に近い小惑星
太陽からの光を鏡で反射させて土星に送るというの、もともと水星との話だったらしいが、アレックスの死とターミネータ市への攻撃があった隙に、ヴァルカノイドと土星が関係を結んだ。

  • 金星

現在、テラフォーミング真っ最中の星で、中国の影響が強い。
日よけで覆われている。
ごく数人の「作業部会」という組織が政治的権力を牛耳っている。

冥王星が衛星を5つもっているということを、不勉強も甚だしくて知らなかった。Wikipediaによると、カロン以外は2005年以降に見つかったみたい。
あと、作中で、カロンとの二重惑星系になっているって書いていたあったので、これもWikipediaを見てみんだけど、これは「二重惑星系」の定義次第らしい。ただ、冥王星カロンの重心は、冥王星の外の宇宙空間にあるらしい。
この物語の中では、衛星の1つが恒星間宇宙船に改造されている。

  • 火星

テラフォーミングが成功してる星
わりと真っ先に地球から独立した星でもある
最後に、スワンとワーラムが、オリンポス山の上のめっちゃでかい階段みたいなところで、合同結婚式みたいなのを挙げてる

  • 太陽系世界全体の設定

ポスト稀少性世界とか言われていて、なんかまあ一種の共産主義みたいな状態になっているっぽい。ただ、地球とか火星の一部とかで市場経済が残っている。
地球以外の星の住民(スペーサー)は、豊かで自由な生活を送っている。一方、地球は……みたいな世界。


文章の話

断章が差し挟まれる形式となっていて、これについて渡邉利道さんの解説から引用すると

また形式的に目を引くのは、「リスト」や「抜粋」などと題された断章群だ。これは、メインストーリーと並行して作品内でのさまざまな技術や歴史的事項、概念用語などを解説する、作品世界内での文献からの引用というスタイルで記述された文章である。場面が転換される章の代わり目ごとに挿入されるので、メインストーリーを語るさいにその舞台背景等の煩雑な説明を省く役に立っている。
(中略)
これはストーリーの流れを阻害せずに緻密に作りこんだ世界を用意する、大変巧みな形式的選択と言えるだろう。また、単なる設定の説明だけではなく、作品の世界観を支える断片的な思索なども挿入されるので、作品を構築する作者の思想を能動的に読み解いていくようなアプローチも可能だ。
渡邊利道/キム・スタンリー・ロビンスン『2312』解説(全文)[2014年9月]|Science Fiction|Webミステリーズ!

ここに書かれているように断章にはいくつかの種類があって、設定説明的なものから、あたかも詩のような断片的な文章もある。
設定説明的なものも、上述されているように「作品世界内での文献からの引用」という形式をとっており、そのあたりを読み取るのも面白い。というのも、作品世界とほぼ同じ時間軸で書かれたであろう文献*1だけでなく、作品世界からみると未来にあたる時間から書かれたであろう歴史書の記述と思しきものもあるからだ。そういうものは、引用といっても、断片的な引用となっているのも面白い。
あと、この作品、基本的に節タイトルが超シンプルで味気ないのだが、いくつかの断章だけ、まあ普通のタイトルがついているのがあって、それは何故かフォントも違っていた。
タイトルが超シンプルで味気ないといえば、そもそも作品名からして「2312」だからなー
あと、「量子ウォーク」と名づけられた断章は、単語や短文が連なった、あたかも詩のような文章なのだけど、次第にキューブ視点で書かれた章らしい、ということが分かってくる。


スワンの身体改造

スワンに限らず、この時代の宇宙生活者は多かれ少なかれ、身体改造をしているのだけど、特にスワンはそれが激しい。
まず、長命化
アレックスも200歳近い年齢だったはずだし、スワンは137歳である。大体の登場人物が、100歳越えている。
ジュネット警部などは、「小さい人」と呼ばれていて、身体が小さい。これは、長命化に有利な改造らしい。
それから、性別の多様化。両性具有者や雌雄モザイク者といった性の者が増えており、あまり「彼」「彼女」といった代名詞も使われない。スワンやワーラムも本文中で、「彼女」や「彼」といった代名詞で書かれていない。
現在、スワンは女性、ワーラムは男性の姿をしているようだけれど、かつてスワンは父親として、ワーラムは母親として子どもをなしたことがあるらしい。
家族制度も多様になっていて、スワンとワーラムは最後に、いわゆる「伝統的な」結婚をしているのだけれど、スワンは最初に「結婚」を考えたときに、結婚という永続的な契約って何ぞやと、あまりピンと来ていない感じだった。
ワーラムはもともと、子族という家族をもっていて、これは5,6人かそれ以上でもって集まって子どもを育てている形態っぽい
で、スワンはさらに脳を色々といじっている
この世界では一時期、量子AI(キューブ)を脳にいれるのが流行ったらしくて、ポーリーンという名前のキューブを脳に入れている。ただ、キューブ自体は広く普及しているようだが、脳にいれるのはそこまで一般的というわけでもないらしく、脳にキューブ入れてる登場人物はスワンくらいしかでてこない。
スワンは、元々環境デザイナーだったのだが、のちに芸術家となっており、環境アートとかパフォーマンスアートとかやっているらしいのだが、性格的に感情の浮き沈みが極端なまでに激しくて、かなり付き合いにくいところがある。そのため、ワーラムは最初、スワンよりはポーリーンとコミュニケーションをとりたがったりしている。ただ、スワンがポーリーンの声を人に聞こえるようにさせるのをあまり好まなかったりするのだが。
ジュネット警部もキューブを持っているが、彼は脳ではなく腕に入れている。
スワンはさらに、動物の脳の一部も自分の脳の中に入れている。
鳥の鳴き声をそのまま口笛で吹けるので、ワーラムとの口笛合奏でそれを披露する。
他にも動物の脳の一部とか入っているっぽい。サバンナのテラリウムでは、ずっと野宿してウサギとか狩って暮らしたりしてて、ちょっと引かれてる。
さらに、エンケラドゥスの微生物をドラッグ代わりに摂取するというのをしている人たちがいて、無論、これはよいこととは思われていない行為なのだけど、これもやったことがある。それのおかげで、放射線障害を緩和できたらしいというメリットはあったものの。
こうした過度な身体改造が出てくる世界で、特にスワンのそれは、この世界でも過剰と思われるほどのものだが、この作品ではこうしたことは必ずしも主題として前には出てこない。
多様な性や家族制度がある世界というのが、背景として語られるだけ、というのはなかなかよい案配だったかなあと思う。
鳥の鳴き声を口笛で吹けるっていう設定は結構よかったと思う。
ただ、人間の脳の話をするのに、人間の脳、哺乳類の脳、トカゲの脳があるという話をするのはいただけない。これ、確かだいぶ古い話で、今ではもう言われてない話じゃなかったか。各惑星の話とかはいい感じなので、トカゲ脳が時々出てくるのはちょっとなあと思った

結末についてなど

地球の話と、キューブの話と、金星の話とがあって、これらが結局どう結びついていたのかがいまいちよく分からないまま終わってしまった
背景にSF的大仕掛けが隠れていたりとか、伏線が収束していって解決したりとか、そういう分かりやすい意味でのカタルシスのない話ではあった。
金星の話によって、壮大そうだった話がわりとスケールの小さい話に無理矢理落とし込められたような感じはした。
つまり、金星のテラフォーミングを進めるために、日よけを使うんじゃなくて隕石爆撃して自転を速めよう派がいて、彼らは日よけへの攻撃を画策していて、それの準備のために、小惑星や水星のターミネーター市が攻撃された、ということだったらしいのだけど、そこらへんの幕引きがすごく早かった。
地球の話
地球の貧困がスペーサーへの憎悪となってテロを生んでいるのではないか的な話だったかと思うんだけど、それを解決するために、やっぱり地球のテラフォーミングを進めようということで、スワンがアフリカに、ワーラムがグリーンランドやフロリダ行って色々やるんだけど、最終的に彼らは「再活性」という計画を実行することになる。これ、テラリウムに生息して、遺伝子プールとして機能していた、かつて地球で生きていた動物たちを地球に戻すという計画。
宇宙から、泡みたいなものに包まれた動物たちがどんどん落ちてくるというビジョンはなかなかよくて、説得されそうにもなるけど、だから何なんだ一体、ともなる。
キューブの話
人間型のキューブ、キューバノイドが実は存在している、というのが分かる。そもそも、衝突回避システムの目をかいくぐって水星に衝突を起こすとか、量子AIの計算が必要なので、最初からキューブの関与が疑われていて。
キューブを警戒するジュネット警部たちと、わりとあっけらかんとキューブ、というかポーリーンを信頼しているスワンという構図があったりする
明らかに様子のおかしい奴がでてきて、それがキューバノイドだ、とかがあって、コンピュータが人間から独立に考えたりすることができるのか的な話だったりするのかなあと思うのだけど、結局、そういう話はあんまり出てこない。
最終的に、インタープランがキューバノイドを全部捕まえてきて、冥王星で作られていた恒星間宇宙船で「追放」してしまう。
「追放」は残酷ではないかと問うワーラムにジュネットは追放は残酷ではないと答える。というのも、彼自身、火星から追放刑を受けた身だったから。ワーラムは代案を考えるも、「厳しすぎる(全員を死刑にする)か、甘すぎる(社会への再統合」かのどちらか」で、結局、「追放」は妥当だろうと考える。
このあたりのことについても、解説を再び引用してみると

そしてヒロインとその協力者たちが、袋小路にある地球の改革を目指して行う乾坤一擲の方策というのが、これがまたきわめて荒唐無稽で、その効果のほどもまったく予測がつかないようなものであったりする。この宇宙と地球のきわだった明暗の対比や、その解決策(哲学的にいえば「止揚」ということになるだろう)の、夢物語的な現実性のなさというのは、おそらくそこにこそ作者のメッセージ、問題提起があるのだと考えるべきだろう。それは前述したようにきわめてシリアスで、重いものである。華麗で奔放なSF的想像力に彩られた太陽系のランドスケープに幻惑され、ストレートなラヴロマンスを堪能しながら、この重さをも読者はじっくり受け止めて欲しい。

とあり、「再活性」や「追放」は、物語的には、腑に落ちなかったりカタルシスに欠けるところがあるものの、ユニークな解答の1つなのかもしれないとは思った。

訳語

そういえばどっかに、「砂かぶり席」って出てきたけど、あれなんの訳なんだろう

2312 太陽系動乱〈上〉 (創元SF文庫)

2312 太陽系動乱〈上〉 (創元SF文庫)

2312 太陽系動乱〈下〉 (創元SF文庫)

2312 太陽系動乱〈下〉 (創元SF文庫)

*1:テラリウムのレシピ本とかがある。これってもしかして、若かりし頃のスワンが書いたのだろうかとか想像したり