るろうに剣心伝説の最期編

『るろうに剣心 京都大火編』 - logical cypher scapeの後編
映画全体で見ると、京都大火編の方がよかった
それはまあ、前編を受けてのところから始まらなきゃいけないので最初の方がちょっとあんまり動きがないのと、テーマっぽいことを色々言わなきゃいけないのでそこらへんがどうしても説教くさいというか気にかかっちゃうので、仕方ない面もありつつ。


とはいえ、この作品のやっぱり肝であるアクションについて言えば甲乙つけがたい感じある。
前回では、そこらへんに立てかけられている木材だったり何だったり周辺にあるものを色々と使う殺陣が多かったという印象があるのだけど、今回はむしろそういうそこらへんにあるものを使うというのはあまりなかった。
対蒼紫戦
伊勢谷友介がインタビューで二刀流に馴れるのが大変だったと言っていたけれど、確かにあれ、二刀で受けるという動作が特殊な動作かもなあと思った。
林道で、刀を一本にしたり二本にしたりしながら戦っていた。
あとやはり、九頭龍閃見れたのがよかった
対宗次郎戦
純粋に、個別の動きのすごさという意味では、艦内での剣心対宗次郎がいちばんすごかった。とにかく速いし! 2人があの狭いセットの中を全速力で駆けているというのが分かる
対志々尾戦
剣心アクションのかっこよさって、刀を撃ち合わせるときの動作が細かいことにあるんじゃないかなあと思っていて、その点、例えば比古なんかは大振りが多かったような気がするんだけど、志々尾もそう。だから、宗次郎戦のあとに見ると、ちょっと「あれ?」って思う。で、志々尾は刀から火が出るっていうギミックがあるから、なおさら、「あれギミックで勝負か」となるんだけど、まあ当然そうではない。
佐之、斎藤、蒼紫が次々と現れて乱戦になっていく。その乱戦がやばいww
この乱戦を制しているので、やっぱ志々尾って強えんだなあってのが分かるし
4対1の乱戦を、広くもない船室(弾薬庫って設定らしいが)でやっててすごい
佐之がきたときに志々尾が「てめぇ誰だよ」とか言ってるw 実際、志々尾からしたら、何だこいつって感じだろうけど、佐之が本当に志々尾にとってうっとうしい感じにしつこく絡んでくるのがほんと面白い。で、志々尾も佐之に対しては刀じゃなくて殴りかえしてるのも面白い。
取っ組み合いしようとするけど、投げ飛ばされる。投げ飛ばされる先には、剣心か誰かがいて必ず巻き込まれるっていう流れw
二重の極出てこないから、もうとにかくひたすら身体が頑丈、ということだけが佐之の武器
佐之の存在が大きいけど、とにかくこの乱戦はまさに乱戦って感じでぐちゃぐちゃ戦ってて面白い


後編のパンフレット内容、スタッフインタビューがすごく充実してた。
照明とか録音とか編集とかの人のインタビューが載っているパンフレットって初めて見たような気がする。