『るろうに剣心 京都大火編』

志々雄編の前編
2年前の実写化のとき、蒼紫や志々尾見たいけれど、まあ実写化しても変になるだけだしなあと思いながら見にいったけど、この大友るろ剣は、マンガの実写化としては稀にみるクオリティで、これなら志々尾もいける、と思わせるもので、そして実際にやってのけたのが今作。
原作、結構忘れてしまった部分も多いので何ともいえないけど、展開など多少変わっているところもあるが、おおむね原作通り
マンガの実写化というと、安いコスプレ感が出ておかしくなる、というのが多いけれど、るろ剣はそのあたりのバランスがとれている。一目見てそのキャラだと分かる格好でありつつ、実写でも違和感ないあたりのバランス。そういう意味で、操の衣装デザインを変えたあたりが特に。


前作もそうだったけど、殺陣がよかった
家に立てかけられている木材とか竹とか筵とかをバラバラ倒していくのとか
しめ縄切ったり、灯籠ぶっこわしたり、神社の軒下もぐったりとか
ほぼ全ての殺陣シーンで、そういう周辺にある何かが絡んでくる感じだったのだけど、
確か、宗ちゃんと剣心の戦うシーンはあまりそういうのがなくて、ワイヤーアクションが前面に出てる感じだった。すごい低い位置で、ばばばばって動いていくとか。ワイヤーアクションっていってもそんなに派手に飛ぶわけではなくて、低い位置でばばっばばっと動くのがよかった
村にいた志々尾一派の雑魚をまとめて倒していくところ、剣心は必ず2太刀浴びせてる気がする。あれすごい。頭部しこたま打ち付けたり。
そういえば、一番最初のシーンが、齋藤一が警官隊率いて志々尾の隠れている村にいくところなんだけど、あそこで、狭い一本道で一対多で戦うのが出てきて、これ新撰組の戦い方だと思った。


小太刀二刀流出てくるだけで、なんかテンションあがるw
御庭番集の出動シーンかっこいい
翁、そういえばトンファーだったなあ
翁、ちょっとクリストファー・リーっぽく見えた


志々尾の過去シーン、まだ火傷負ってなかった頃、当たり前なんだけど、藤原竜也なんで、「お、志々尾が美形だ」ってなるw
最後の方で、あのギザギザの刃の刀が映って、「おお」ってなるw
駒形友美の人、誰かに似てるなあと思ったんだけど、誰だか思い出せない。千明様かな。
刀狩りの張が、オーズのアンクの人だって、後で知った。


最初に、剣心たちが芝居を見ているシーンから始まるのよかった
抜刀斎をモデルにした芝居で、下手な殺陣も出てくる。なんとなくメタフィクショナルな感じも受ける。
演出だと、あの村で灰が舞っているシーンが、最初雪に見えて、5月に雪降ってんのか、かっけーって思ってた。政変を予感させたり、外連味を感じさせたりする演出だなあ、と。
予告で、佐之が川に落ちるシーンがあったのを見てて、どこだろうなあと思ったら、意外とシリアスな戦闘シーンの最中だった
炎から始まり、海に終わる映画だった
この前、佐々木友輔の揺動メディア論読んだところだったから、最後の海のシーンは、海だ波だって思った


比古清十郎を誰がやるのか知らずに見にいってたので、最後の最後で、福山雅治がどーんと出てきたとき、思わず笑ってしまった
ここでw福山雅治ww
しかし、確かに比古清十郎にぴったりで、ずるいとしか言いようがないw
前作はやっぱり、江口洋介のw牙突wwやべーww みたいなとこあったけど、次作では、福山雅治の飛天御剣流見れるのか、やばいな
佐藤健福山雅治江口洋介藤原竜也ってキャスティング、強い、としか言い様がないw


「あれは、父の後期型殺人剣」ってセリフ、マンガで読むと違和感ないのに、実写で聞くとじわじわくる


クレジット関係
エキストラ協力に、北辰一刀流玄武館があった
あと、動物に危害は加えられていませんという文も入ってた。これ、『第九地区』のクレジットで見たことあったけど、邦画でも入ってるのは初めて見た気がする。


るろ剣と直接関係ない話
TOHOシネマズで見てたんだけど、TOHOのイメージガールの人、NHK「ロンリのちから」のアンナ(高校の映画部の監督役)の人だった。