『All You Need Is Kill』

ティルトローター輸送機いい!
原作読んだの10年くらい前だったので、もうあまり覚えておらず、その点、原作との相違とか気にせずに見れた。
ラストを原作とだいぶ変えているけれど、それもよかったと思う。


ループのテンポがよく、ループしてることと、ひたすら覚えゲーだということが分かりやすい
機動ジャケットの謎機関銃をバリバリ撃ちまくるのは、やはり気持ちいい
ずっとノルマンディーと基地が舞台かと思いきや、途中でドイツのダム行ったり、ロンドン戻ったり、あげく最終決戦はパリだったりと、結構色々な場所が舞台になっていたのもよかった
ゴジラもAYNIKも日本語の音声が聞こえてきたけど、AYNIKの方が日本語の使い方がよかった気がする。
ティルトローター輸送機からラペリング降下するところ、足下がかぱって開いて下見えるの、高所恐怖的なクラクラを感じた
パリで、ティルトローターを地上で走らせるのがかっこよかった。そういう使い方があったか、と。
最後、トラファルガー広場に再び降り立ち、そしてヒースローにいるリタに会いに行くトム・クルーズがとてもトム・クルーズであった。

あらすじ

ギタイアルファとギタイオメガがいて、アルファが死ぬとオメガが時間を戻す。アルファの血を浴びたケイジがアルファと同調して、死ぬとループするようになる。
過去にループを体験したリタと、研究施設をクビにされたギタイ学者から説明を受ける。オメガの幻覚が見えるので、それを頼りにオメガを探して倒せ、と。
ドイツのダムにオメガがいるようだということが分かり、ケイジとリタは、ノルマンディーからドイツへと向かう。人のいなくなった農家でヘリを見つけるが、ここから先はどういう行動を選んでもリタが死ぬことが分かり、ケイジは1人で向かうことにする。
ところが、ドイツのダムは、ギタイの罠でオメガはいなかった。
ギタイ学者がかつて作っていたオメガと同調するための機械を、ロンドンの将軍の元から奪取する。
ケイジ、負傷して輸血され能力を失う。
ケイジの属するJ分隊とともに、オメガの隠れるパリ・ルーブル美術館へと向かう。
分隊全滅。アルファに追い込まれ、リタも倒れ、ケイジもアルファに刺し違えながら、オメガに手榴弾をぶち込む。その際、アルファの血を浴びていたケイジはループして、初年兵部隊にぶちこまれる前まで戻る。

ツッコミ

トム・クルーズ(52歳)が初年兵というのはさすがに無理があるだろう、ということで、最初は米軍の広報担当少佐として登場する。統合軍の将軍に、最前線を取材してこいといわれたのを拒んだところ、何故か初年兵として前線基地に送り込まれる。基地では脱走兵扱いされて、米軍士官だと信じてもらえない。
これ、トム・クルーズが何故初年兵なのかということを説明するための設定なんだけど、あんな無理矢理、他国軍の士官を初年兵(privateって言ってた)にできるもんなのかw
なんか他に、ケイジ大佐は何かのスケープゴートにされたとか、知ってはいけないことを知ってしまったとか、そういう陰謀めいた設定が裏にあるのかと勘繰りたくなる感じだった。
まあ、多分これ、初年兵にするための設定で特に裏はないんだろうなあと思ったら、案の定なかったけど。
あと、J分隊をパリに連れて行く必要はあったのか。


エンドクレジットの前半が、OPっぽくてかっこよかった