円城塔「コルタサル・パス」
あ、やべ、読んでからメモとるまでに時間あいたせいで、内容忘れてしまった
21世紀初頭の叙述形式を課題として課せられた学生が、同じく21世紀初頭の叙述形式を研究している女性に教えを請う話
あ、それで、あれだ、パラレルワールドみたいなのがあって、その女性はそっち側の住人とかなんとか
チャイナ・ミエヴィル「コヴハイズ」
海に沈んだ石油プラントが、突然再び現れてまるで生き物のように歩いて上陸してくるようになった未来
怪獣みたいなもので、上陸すると被害を出すので、その区域は立入禁止になって、撃退部隊とかが出動する
元撃退部隊の隊員の主人公が娘を連れて、上陸予定地区にやってくるという話
パオロ・バチガルピ「小さな供物」
環境汚染が積もり積もって人体にも濃縮されている未来
子どもを産むためには、その前に予備分娩を行うことが推奨されていた。
つまり、最初に妊娠した際の胎児に、まず母体に濃縮されている汚染物質を吸い込んでもらって、その胎児自体は死産させるというもの
それに従事している産科医である主人公は、予備分娩をしなくてすむよう、身体から汚染物質を排出するための無認可薬を飲んでいるが、きつい副作用に悩まされている
長谷敏司「Hollow Vision」
「BEATLESS」と同じ世界観で、宇宙を舞台にした話
軌道エレベータからラグランジュポイントへ向かうところから始まる。
超高度AIを管理するIAIAのエージェントが主人公で、液体型の超高度AIが盗まれたので、それを処分する。
で、最終的に、IAIAの超高度AI《アストライア》と宇宙軌道上にある法務局の超高度AI《オケアノス》が最善と判断した方法が、コロニーを超巨大な布で覆っちゃうというもの
液体コンピュータとガスコンピュータとかが出てくる。液体コンピュータはまだしも、ガス状コンピュータが面白かった。
あと、地上では服は肩で着るものだが、宇宙では腰で着るデザインになっている、とかも面白かった。
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