瀬名秀明『希望』

文フリの前に読み終わっていたので、もうずいぶん経ってしまった。
何故か知らないが、瀬名秀明の小説についてブログで書くときは、わりといつも時間がないとか何とかであんまりちゃんと書けていない気がする。今回もまたそんな感じになってしまった。
というか、この短編集は一読だとよく分からなかった部分も多いので、また今度再読したい。

魔法

義手のマジシャンの話。このチョイスだけですごく瀬名っぽい気がする。
だが、オチがちゃんと分からなかった、残念。

静かな恋の物語

微妙に架空歴史もの(?)
物理学を学ぶ学生と生物学を学ぶ学生との会話から始まる

ロボ

瀬名秀明初のSFマガジン掲載作品。SFマガジン誌上でも読んだのだが、感想をブログに書いてなかったっぽい?
タイトルはシートン動物記の狼の名前から。というか、作中でまるでシートン動物記をなぞるように、ロボという狼と人間との戦いが起きている。
動物を擬人化ししすぎなのではないかというシートンへの批判と、現代日本でのロボットの描き方が重ねられている。
ケンイチくんシリーズの一作。

For a breath I tarry

『エブリブレス』に出てくる仮想空間BREATHがでてくる。
爆弾テロで恋人が消えてしまった男の話。
2枚の絵のうちのどちらかを選ぶ

鶫と鷚

以前、『サイエンスイマジネーション』に収録されていた短編
サン=テグジュペリの同僚の飛行士たちの話なんだが、一番難しいというかよく分からなかった話だった

光の栞

本を作る話で、結構面白かったのだけど、既に内容忘れてしまった……。

希望

『NOVA』収録作で、そちらで既に読んだことがあって、再読しないとなと思っていて再読したわけだけれど、前回書いた以上のことは書けない(大森望編『NOVA3』 - logical cypher scape


希望 (ハヤカワ文庫JA)

希望 (ハヤカワ文庫JA)