震災チャリティ本『Pvol.2』に寄稿しました。

陸条くんの企画した、東日本太平洋沖大地震チャリティ同人誌『Pvol.2』に、「音楽はフィクションか?」という文章を寄稿しました。


まず、そもそも『P』というのは、陸条くんが電子書籍サービス・パブーを利用して配信している電子書籍型の同人誌です。
そのパブーが、今回の震災をうけて売上を義援金として寄付するというサービスを始めたので、従来無料だった『P』を、vol.2だけはチャリティー本として販売するということになったらしいです。


http://d.hatena.ne.jp/inhero/20110402/1301672971
東北地方太平洋沖地震チャリティ本の売り上げの寄付につきまして - パブー

『Pvol.2』目次
 序文
 空飛ぶドレス / 詠村岬 / Fiction
 幸福論 / 渡邊利道 / Fiction
 美のル壺 第一話 尻話 / 背川有人 / Essay[serial]
 Solid Objects / note / Fiction
 父のこと / murashit / Essay
 否定 / note / Fiction
 音楽はフィクションか / シノハラユウキ / Critique
 佳日 / 陸条 / Fiction
 宛名 / 直会六人 / Poetry
 リズム タイミング インプロビゼーション / 中沢忠之 / Essay
 侍とカラシニコフ / 佐久原廠 / Fiction
  執筆者紹介
表紙 鳩里


価格:500円
全額が日本赤十字社へ寄付されます。


というわけで、もしよろしければ、以下よりダウンロードしてみてください。
http://p.booklog.jp/book/17391


自分の原稿等について

条くんからこの企画に声をかけてもらった時は、まず単純に嬉しかったと白状しておく。
自分は、無力感などはそれほど覚えなかった方だと思うし、とりあえず義援金にいくらか出すかなどと考えていたけれど、こういうような企画は全く考えもしていなかったからだ。
あまりにも微々たるものではあるだろうし、ある種の偽善なのかもしれないが*1、こういうものがないよりはあってもよいだろう、きっと。
とはいうものの、じゃあ一体何を書けばいいのかという点では大いに迷ってしまった。
何か地震と関係あることについて書いた方がいいのか、それとも全然関係ない方がいいのか。
というか、それ以前に僕は、何か今すぐ原稿書いてください、と言われてすぐに何か書けるほど、ネタのストックを抱えているわけでも、文才があるわけでもなかったw
結局、地震の起こる少し前にぼんやりと考え始めていた、フィクションと音楽について何か書いてみることにした。
だが、考え始めてから日が浅いこともあって、フィクションと音楽の関係について論じるというよりも、さらにそれの準備段階にとどまるものとなった。
さらに言うならば、今ちょうど勉強中のウォルトンのごっこ遊び論の、中間まとめみたいな感じにもなっている。
とりあえず、地震とは全く関係がないし*2、この目次を見る限り他の人の作品ともずいぶん雰囲気が異なっているように思う*3
なんだこれは、と思う人も多いかもしれないけれど、もう自分としてはこれくらいしか書くものがないからと半ば開き直って書いた。
「音楽はフィクションか」というタイトルにしたが、この問いには全く答えられていない。ばかりか、書きながら、自分の中での考えもころころ変わった。その割に、書いてみると考えがすっきりしたような気もする*4
音楽とは何か、フィクションとは何か、という大きい話ではなくて、ウォルトンのごっこ遊び論は、一体どんな風にして使えばいいのだろうかなあというのを、自分なりに試してみた感じである。
音楽については実のところ全然論じることが出来ていない。お前、ただグリッチノイズって言いたかっただけだろ、とつっこまれても言い逃れできないw

*1:もともと地震とは関係なく『Pvol.2』を準備中だった条くんや寄稿者はともかく、チャリティあるんで書いてくれませんかと言われてほいほい乗っかった自分はそう言われても仕方ないだろうなあ、とか

*2:震災チャリティだからといって地震と関係しなければならない法もないわけだが

*3:まだ他の人の原稿は見ていない

*4:結論はまだ全然遠い。考えの筋道として多少整理されたかと