友人のデビュー作

友人である秋梨がケータイ小説文庫よりデビューしました。
『キミが教えてくれたこと』というタイトルで、第3回ケータイ小説大賞ジャンル賞を受賞した表題作*1と、「さみしさを追いかけて」という2篇が収録されてます。
ちなみに、以前筑波批評で彼にインタビューをさせて貰ったことがあります。
友人が賞を取ったということで、お祭り騒ぎでした。
しかし、こうして一冊の本になってみると、さらに嬉しいものです。
著者紹介があるよー、あとがきがあるよーとw
「キミが教えてくれたこと」は、全身が徐々に木へと変化していく奇病、木病に侵された主人公のもとに、クラス委員長である女の子が訪れるという話。彼女の押しかけて女房的なところによって、人との付き合いを表面的なものだと思っていた主人公は徐々に変わっていく。
「さみしさを追いかけて」は、ある男の幼い頃から死ぬまでを世話した、召使いロボットが、そのことを通じて感情を獲得していくという話。
いわゆるケータイ小説的な設定やストーリーではないものの、横書きで書かれていたりすることや、ある種の文体的なことなどケータイ小説のフォーマットに則っている。

とある大型書店でのディスプレイ。
何冊もあって、ちゃんと表紙が見えるように置かれていて、感動w
全国の書店にちゃんと入っているようですw
税込500円とのことなので、まあもしよろしければ、手に取ってみて下さい。
あと、Amazonにも入ってます

キミが教えてくれたこと (ケータイ小説文庫)

キミが教えてくれたこと (ケータイ小説文庫)

*1:「僕にキが訪れる」改題