上村愛子総合優勝!!!!福島のり子4位!!

すごいビッグニュースが入ってきましたよ
もうこれはすごい、本当にすごい
上村愛子、総合優勝が確定!!
モーグルでは日本人初の快挙
スキー競技としても、日本人では3人目の達成*1
改めて説明しますと、ワールドカップというのは、モーグルの場合、1シーズンにおよそ10回ほど大会が開かれます。各大会での順位に応じてポイントが与えられ、そのポイントの最も高い者が、そのシーズンの総合優勝となります。
つまり、総合優勝というのは、シーズンを通してコンスタントに好成績を収めることができなければとることができない。
モーグルの世界では、五輪金メダル、世界選手権優勝と並ぶビッグタイトルです。
上村は、スウェーデン、オーレ大会で優勝。3連勝*2を果たし、あと一戦を残して、総合優勝が確定となりました。

3月7日オーレ大会(シングル)

  • 女子リザルト

1位上村愛子
2位クリスティ・リチャーズ
3位エミコ・トリト
4位ニコラ・スドヴァ
5位シェリー・ロバートソン
今シーズン優勢だった選手がずらりと揃った感じ。マルガリータ・マーブラーが13位と振るわなかったようだけど。
日本勢は、伊藤みきも予選を突破し12位に残っている。
リザルト

  • 男子リザルト

1位デイル・ベッグ-スミス
2位ネイザン・ロバーツ
3位ドミトリー・レイハード(REIHERD Dmitriy)
4位上野修
5位附田雄剛
6位アレクサンダー・ビロドー
上村が総合優勝して、ちょっとそれに掻き消されてしまいそうだけど、男子も男子ですごい結果になっているのではないか
1位、2位はもはや説明不要として、3位のこの選手は一体何者?!
カザフスタン、1989年生まれ、ワールドカップは、昨シーズンのティーニュがおそらく初参戦でその際に8位。今シーズンは、3月1日に行われたチェコ大会から参戦しており(11位)*3、つまり今大会は彼にとって3度目のワールドカップ
カザフスタンの選手というのは、数年前からモーグルに参戦していたのだけど、そのほとんどが予選落ちという感じだった。しかし、こうして表彰台にのる選手が現れてきたというのは、すごいことだと思う。
そしてそして、4位、5位と続くのは日本のエース、上野と附田!
表彰台まであと一歩というところで非常に残念ではあるけれど、順位一桁のところに日本人の名前が2人も挙がってくるというのは、今までなかなかなかったことのように思う。
今シーズンも、日本勢は予選突破が目標かなあなどと僕はいっていたのだけど、全然そんなことはない。これからガンガン上位を狙っていける状態にある。
さらにいえば、90年生まれの吉川も予選突破して13位につけている。
ギルボー・コラは不調か、11位。
西、遠藤夏樹、桑原は予選落ち。
リザルト

3月8日オーレ大会(デュアル)

  • 女子

1位上村愛子
2位ニコラ・スドヴァ
3位カイラ・シンダーマン(SNYDERMAN Kayla)
4位ミシェル・ローク
5位クリスティ・リチャーズ
6位マルガリータ・マーブラー
伊藤みきは14位
上村はデュアルも強くなった
今回も上位は、今シーズンの上位常連が顔を揃えた、という感じ。
リザルト

  • 男子

1位ドミトリー・レイハード
2位デイル・ベッグ-スミス
3位ヴィンセント・マーキ
6位にP-A、8位に上野、9位にビロドー
ドミトリーが1位!
しかも、あのデイルをデュアルで破っての優勝!!
日本勢は、附田18位、吉川23位、西28位、遠藤夏樹30位、桑原44位
リザルト


さて、気になる総合ランキングは、スキー場ドットコムによると以下の通り

女子モーグル総合ランキング
1. UEMURA Aiko JPN 483
2. SUDOVA Nikola CZE 400
3. MARBLER Margarita AUT 390
4. RICHARDS Kristi CAN 351
5. TORITO Emiko USA 340
6. ROBERTSON Shelly USA 322
7. ROARK Michelle USA 306
8. STOLYAROVA Ekaterina RUS 285
9. SCANZIO Deborah ITA 260
10. ITO Miki JPN 232

http://blog.skijou.com/archives/50177577.html

おそらく、オーレのデュアルモーグルのポイントはまだ加算されていない。
上村とマーブラー、さらにロークは、トリノ以前から第一戦で戦ってきたベテランといってよいだろう。
スドヴァ、リチャーズ、伊藤は、トリノ五輪から活躍しはじめ、2010年バンクーバーでメダル争いに絡んでくることが予想される選手だ。
さらに、トリト、ストリャロバ、スカンチオは、今シーズンから活躍が目立ち始めたといえる。


総合優勝の確定した上村は、自らのブログで喜びの声を語っている

どう喜べばいいのかわからないくらい
嬉しい!


『諦めないで頑張ってきてよかった』
と思うにはすごすぎる結果だけど
やっぱり
『諦めないで頑張ってきてよかった!』
です。


(中略)


I love ski !
I love mogul!!

http://blog.excite.co.jp/aikouemura/7441079/

スキークロス、3月6日グリンデルワルド大会

スキークロスはここ最近、全く天候に恵まれず、ワールドカップ以外のヨーロッパ大会は次々と中止になり、ワールドカップも延期につぐ延期に見舞われていたようです。
練習や予選というのは、決勝の前日などに行われるらしいのですが、それすら延期となり、全て1日のあいだに行うという非常にきついスケジュールだったようです。
そんな中、福島のり子が4位!
表彰台は逃したものの、今季ワールドカップでは2度目のファイナル進出!

  • 女子

1位サーシャ・ファリッチ(FARIC)
2位SERAIN Emilie
3位メリル・ブーランジェ
4位福島のり子
5位オフィリー・ダビッド
まあ5位くらいだったら、オフィリー・ダビッドの総合優勝は揺らがなさそうだけれど、5位というのも珍しい
そして、福島の順位は女王よりも上だ。まあ、セミファイナルで福島がダビッドと対戦したのかどうかは分からないけど。
リザルト

  • 男子

1位ラース・レーベン
2位デイビー・バー
3位スタンリー・ヘイヤー
4位トマシュ・クラウシュ
2位と3位がカナダで、6位にもカナダが入り、カナダ勢が快調。
クラウシュ王朝もそろそろ続かなくなってきたのだろうか。
日本勢は、今大会は不調。ただし、人数はかなりでてる。
河野27位、土井35位、瀧澤37位、vic小林57位、松原63位、成田66位、長谷川69位、福井78位
リザルト


スキークロスは、3月9日、つまりまさに今日、スイスで行われているはず。
福島にはこのまま勢いに乗って、表彰台にのってもらいたいし
男子も雪辱をはらして、上位ないし表彰台を目指して欲しい。

表彰台のテッペン、遠い〜!!
次は逃したくないです((*’∀’)ノ Hi

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/bt_fukushima/article/41

福島のり子のブログより

今回のスイスでの2戦は日程が非常につまっていて、昨日のレース後、すぐにマイリンゲンに移動。
今日からすでにトレーニングが始まっています。
マイリンゲンのコースはアメリカ風味な感じの設定になっており、僕個人としても気に入ったコースでした。
抜きどころもたくさんあるし、非常にエキサイティングなレースとなりそうです。

昨日のレースでポイントが0点で終わってしまい総合順位も落ちてしまったので、残り2戦で目一杯攻めていきたいと思います!!

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/hiroomi-takizawa/article/129

瀧澤宏臣のブログより*4

*1:荻原、瀧澤。スノーボードでは山岡、今井が総合優勝を果たしている。異なる競技を比較するのはあまりよくないかもしれないが、ちょっと比較してみる。瀧澤がスキークロスで総合優勝した時は、年に3戦程度しかなかったはず。たた、スキークロスがワールドカップ種目になって最初の年の総合優勝というのはすごい。スノーボードの場合、ワールドカップに参戦している選手の数がモーグルと比べると少ない。特に、スノーボード強豪国のアメリカ勢があまり参戦していないというのは、ちょっとした問題だと思う

*2:同じくオーレで行われたデュアルでも優勝しているので4連勝

*3:女子の方でも見慣れない名前があるなあと思ったら、チェコ大会から参戦している人が何人かいた。ヨーロッパの選手で、アメリカ遠征が出来なかったりするとそういうことになるのかな

*4:女子ファイナルの写真あり