学問バトン

ご存知ニートホープの中の人、id:massunnkさんから回ってきました。
荻上チキさんの作ったバトンで、僕は勝手に拾って勝手にやって勝手に回してやろうと思っていたのですが、そしてその回す先としてはmassunnkさんを想定していたのですが、もたもたしているうちに先に回されてしまいました。
それで、他の人が答えているのとか見たのですが、気が重くなりました(笑)
いや、笑っているけど冗談じゃなく(^^;
「ちょっと期待」とか言われると、「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」っていつまでも謝り倒したくなります、はい。
そんな大した人間ではないのです(^^;
というよりも、いまだに「専門」を持っていなくて、そしてその「専門」への系統だった勉強をしていないことが、自分の中ではネックになっているのです。
それでもやります。
なぜなら、自分語りが好きだから!!


◆あなたの専門・専攻・得意教科は?

現代思想


実にアバウトです。massunnkさんに「ガチ哲学科」と言われてまた困ってしまいました。確かに僕は大学で現代思想専攻というところに属しているのですが、10人いる現代思想専攻のうち哲学やってるのは僕含めて2人だけで、とても哲学科なんて雰囲気じゃないんです。
僕自身が大学で受けてきた授業も、哲学の授業よりも文学や表象文化論の授業の方が多いです。
そんなわけで、現代思想です。
哲学ももちろんやっているのですが、カルチュラル・スタディーズっぽい雰囲気もかなり浴びてます。
それでも一番好きなのはやっぱり哲学なので、専門は哲学といえるようになりたいです。
哲学の中でも、認識論、科学哲学、心の哲学あたりです。
もともとはデリダとかに興味があって大学に来たんですが、さっぱりやってないです。むしろ文学の授業の方が、デリダの名前は聞く。


◆あなたは、どのようなテーマに関心がありますか?
フィクションと現実。
世界や自分というものの仮想性。
その仮想性を引き受けた上で、いかに生きるか。


◆あなたは、なぜその専門・分野を選んだのですか?
そもそも、自分は(あるいは人間は)なぜ何かを選ぶことができるのか、ということに興味があったからです。
認識と実践に分けていて、認識だけなら世界が全部ニセモノ(仮想的)でも全くかまわないわけですが、実践においてはちょっと違う。
実践とは何か。それは選択であり、広義での「人を傷つけること」だと考えています。
具体的には「人を殺すこと」「人を好きになること」「物語を書くこと」を想定しています。


もとはといえば、酒鬼薔薇事件など少年の殺人事件が増えた(といわれた)こととそれを巡るメディア状況がきっかけ。
すごく雑駁な言い方をしてしまえば「90年代的気分」に触れてw
それで、心理学や社会学には向かわずに、何故だか哲学へと向かったのは、今思い返してみると不思議。でも自分の中では自然なことだった。逆に言えば、哲学に向かう人が少数派だということが自分にとってはむしろ衝撃的だった。別に、酒鬼薔薇事件が起きた時すぐに「自分は哲学やろう」と思ったわけではなくて、今から思い返してみるとあの頃のことか多分遠因なのだろう、ということだけど。
哲学だったのは、何かの専門ではなくて、色々な他の学問を広く見渡すことができるのではないか、全体性が手に入れられるのではないか、という思惑もあった。そんな思惑が叶うことはないわけだけれど、今でもそういうものを手にしたいと思っている。
それにしても、「フィクションとは何か」というテーマだけを他の人が見たら、ずいぶんとニッチなテーマだなあ、と思うのではないだろうか*1
とにかく、この世界とかこの自分とかそういうもののニセモノくささについて、あるいは「人は何故殺すのか」ということについて、色々と考えたくて哲学を選んだのだと思う。
この部分だけ拾うと、とても正当な哲学って感じがしてよい感じがするけれどw
自分の頭の中では、上記のような問題と、フィクション*2と現実世界の関係を解明することが、何やら密接に絡み合っていて、それを解かねばならぬと思っているのだが、一体哲学なのか文学なのかもよくわからず、手探りが続いている。
三浦俊彦の「虚構存在論」が非常に近くて、とりあえずこれを手がかりにして進んでいこうと考えているのだが、果たして「虚構存在論」から「人は何故殺すのか」問題というのはどのように繋がりうるのか。というより、全然違う問題ではないか、ということに最近気づき、そもそも自分は何故これらの問題が繋がっていると「勘違い」してしまったのか、ということを思いながらも、一方で瀬名秀明の『第九の日』を読んで、やっぱりこれらの問題は全部繋がっているんだと思い直したりしている。



◆あなたが最も影響を受けた人と、その理由を挙げてください(複数人可)。
宮台、大塚、東という、非常にベタな3人を挙げました。
なんというかあまりにもベタベタなわけですが、事実としてこの3人からは多大な影響を受けてしまっているのだから仕方ありません。


宮台真司
90年代末に、なんだかよくわからん理由で殺人を犯した少年たちを、マスコミや世間なるものは拒んだわけですが、なんだか心情的には少年たちのほうにコミットしてしまった自分は、それゆえにマスコミ的なるものに対して決定的に不信を抱くことになりました。
そんな折、偶然読んだ、宮台と宮崎哲弥の対談で、彼は少年たちを「脱社会的存在」と読んで許容していた。それが、僕に宮台を信頼させるようにしたきっかけでした。
まああとは、自分の社会科学系の知識の出所がだいたい宮台。
映画(や何らかの作品)を分析する際のスタイルも、彼から影響を受けている気がする。


大塚英志
この人の文章を読んで、論壇なるものがあることを知りました。
実は、戦後民主主義に「転向」した後から接していて、最初は彼の「あえて」をかなり「ベタに」受容していた。今でもそうか。
今まで自分で何か考えるときの手がかりは、マンガかせいぜい小説だったのが、大塚に触れてからは新書とかも読むようになった。
『物語の体操』とか『キャラクター小説の作り方』から受けた影響も相当大きいものだけど、戦後民主主義の大塚から受けた影響も結構大きい。


東浩紀
何はともあれ、この人がいなければ今の自分はいないw
自他共に認める東信者ですw
自分が一人でちまちま考えていたことを、突然底上げして整形したのが東浩紀*3。今となっては、どこからが自分でどこからが東なのかよく分からなくなっている部分もある。もちろん、明らかに違う部分も色々あるけれど。
影響を受けすぎちゃっているせいか、逆に説明できない(^^;


◆あなたが影響を受けた本とその理由を、何冊か挙げてみてください。

郵便的不安たち# (朝日文庫)

郵便的不安たち# (朝日文庫)

東浩紀の2番目の本の文庫版。単行本の方は実は読んでいない*4
この本は、東浩紀の本の中でも一番繰り返し読んだ本。
この中に収録されている「ソルジェニーツィン試論」にたまげた。
僕はソルジェニーツィンって作家すら知らなかったけれど、この東とかいう奴は二十歳そこそこでこんなものを書けてしまうものなのか、と。もう、東がこの「試論」を書いた年は過ぎてしまったけれど、いまだにこんな文章は書ける気がしない。
二十歳でこんな小難しい文章書いて、プロの雑誌に載ることができるのか、というのも驚いたことだけれども、ソルジェニーツィンなんて全く知らなかったし、カラマーゾフも読んだことないけれど、この「試論」で書いてある内容は実にはっきりと理解できたことも驚きだった。
そこにはすでに「確率的」という言葉が出てきていて、この考えは言葉は変わっていくけれど東の中にずっと継続してあったもので、自分の中にもやはりずっとある。最近東はもう言わなくなっているが。
気づけば自分もあんまり考えなくなっているのだけど、それは実はこの「確率的」という問題に携わっている作家として佐藤友哉がいると思っていて、彼が最近この問題から脱したと思われるから、というのはあるかもしれない。
それでも、この「確率的」別の言い方をするならば「郵便的」「創発神学的」な哲学、というのに強い影響を受けたのは確か。


大学1年の時、授業をさぼって本屋に行って一気に立ち読みした本。
これを読んで気分が楽になったし、覚醒もしたw
特異点についてこの当時考えていて、それを「世界の未規定性」と名づけていたので納得したのかもしれない。
自分の中で、全体性を求めようとしてうまくいかない気分を、拾われた、というか。
この本自体は決してそんなスピリチュアルな本ではないし、この本を読むことも決してスピリチュアルな体験ではない。
でも、これを読むことで楽になれる人間はいるんじゃないかと思う。
宮台と速水由紀子の対談なのだけれど、どちらかといえば速水由紀子の方に同意しながら読んでいて、これを読み終わったあと、早速図書館に行って『生命記号論』を借りてきて、大学ってなんていいところなのだろう、と感動したw
けれど、肝心の『生命記号論』は読んだもののほとんど内容を忘れてしまった。


BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)

BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)

BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)

BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)

上で書かなかったけれど、瀬名秀明から受けた影響というのも結構ある。
というか、瀬名秀明の興味関心と自分の興味関心はずいぶん近い。
この小説は、脳の研究所を舞台にしているのだけれど、脳科学によって宗教を解き明かそうと試みている。
人工生命やサル、ネズミの研究もしていて、人間の心、知性だけではなくて、人間以外の心、知性についても触れられている。
心とは何か、神とは何かという問いを、科学によって解こうとしていく過程はとてもエキサイティング。
最近の瀬名は、同じ「心とは何か」という問いを、ロボットとフィクションという両面から切り開こうとしている。


人はなぜエセ科学に騙されるのか〈上〉 (新潮文庫)

人はなぜエセ科学に騙されるのか〈上〉 (新潮文庫)

人はなぜエセ科学に騙されるのか〈下〉 (新潮文庫)

人はなぜエセ科学に騙されるのか〈下〉 (新潮文庫)

カール・セーガンの啓蒙書。
自然科学の方法論だけでなく、民主主義についての章もある。
これを読むと、啓蒙的近代理性の生んだシステムがどういうものか分かる。
つまり、「(どんな優れた人間でも間違うから)その間違いをみんなでコントロールする」ということ。
科学は「科学的に正しい」を盾にして、オカルトを排除するようなことは決してない。
ただ、例えばもし異星人について知りたいのであれば、オカルト的なものに頼るより、自然科学に頼ったほうがもっと興味深い知見に触れることができるよ、とセーガンは言う。


可能世界の哲学 「存在」と「自己」を考える (NHKブックス)

可能世界の哲学 「存在」と「自己」を考える (NHKブックス)

可能世界論のポテンシャルを最大限に引き出している、可能世界論の入門書。
これを読んで、可能世界についてやろう、とか思っていながら、いまだに可能世界についてちゃんと勉強していない*5けれど、でもすごい本です。
哲学的難問がいとも簡単に解消されていくさまに、気分が楽になるかもしれません。
可能世界論には哲学の醍醐味があると思う。


◆入門者に、その分野の「入門書」として一冊お勧めするとしたら何を薦めますか?

ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙

ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙

これは、2,3日前に再読したばっかり、というのがここで挙げた最大の理由なのですが(^^;
でも再読してみると、やはり哲学史として、小説として非常によく出来ていて面白いので、読んでいない人には読んでもらいたいし、もう読んだ人にももう一度読んでもらいたい。
もう少し知りたい人のための 「ソフィーの世界」 哲学ガイド』という本が出ていて、これを一緒に読むと面白さはさらに増す。
哲学なんて何にも知らないよ、という人に向けて書かれているので、ある程度知っていると、あれが足りない、これが足りない、と思うこともあるかもしれないけれど、それを補って余りあるほどの分かりやすさと、小説としての面白さがある。哲学についての解説が、実は物語とも関係している部分があったりして、再読した時にうならされる。
「わたしはだれ?」「この世界はどこから来た?」という疑問から、主人公のソフィーは自分がフィクションの中の登場人物だと知ることになるわけで、学問としての「哲学」とフィクションについての問いを繋ぎ合わせる可能性を、見出せたのもまたよかった、個人的には。
とりあえずは、中高生に読ませたい。


◆あなたが考える、その専門・分野の「武器」はなんですか?
うーん、なんだろう。
基礎になる思考のフレームワークを提供してくれること、かな。それも複数。
いや、というより、何かものを考える時に、真っ白なところで考えることは不可能で、自分はいつも何かの土台の上に乗っかっていることを気付かせてくれることかもしれない。
その土台を突き崩したり、作り変えたりすることは難しいのだけど、とにかく自分は何かの土台に乗っかっていることを気付かせてくれる。


◆他人に「君、大学では何を研究してたの?」等と聞かれた場合、なんと答えるようにしていますか?
楽しいお酒の飲み方


◆あなたがその専門・分野に関して、一般の方に知ってもらいたいところは何ですか? ちょっとでも知りたいと思ってくれるなら、いくらでも面白いことが出てくる分野なんですが、興味をもたれない方に対しては何も提供できない分野です。
だから、知ってもらいたいことってあんまりないかもしれません。
ただ、哲学というのは「どうやって生きればいいのか」ということを考えているわけでは必ずしもないということです。
哲学者は、「この世界がある」「この私がいる」というただそれだけのことが、面白くて仕方がないのです。だからその上、「どうやって生きればいいのか」とか聞かれても、全くもって手が回りません。
この人類の長い歴史の中、「世界があるんだ」とか「私がいるんだ」とかいうことを納得するのに、ありとあらゆる人が色々なことを考えました。「何を当たり前のことを」と思う人にとっては、哲学は「当たり前」のことをさももったいぶって語っているだけの学問です。結論を聞いても「え、そんなに色々考えてるのに、結論はそんな当たり前のことなの」って思うでしょう。
でも、「当たり前」を疑った結果「当たり前」が出てくる、というのは、これはこれでなかなか興味深いことです。そして何より、疑っている最中の思考の過程に、みんなコロリとやられてしまうわけです。


◆あなたがその専門・分野に今後期待することはなんですか? あるいはあなたがその分野で達成したい目標はなんですか?
達成できるかどうかはおいておいて*6
やはり、心についての何らかの見取り図が手に入らないか、ということです。
心というのは、私がいて世界があって、その相互関係システムだと思うので、脳科学とか認知科学とか精神分析とか文学とか特定学問ではやはり解明できない。それらの知見を見合わせていく作業は、哲学の仕事なのではないか、と思います。


◇次に回す人たち
今回は、もう色々な人たちに、迷惑かえりみずに回そうと思っています。
これ書くのに、自分はすごく時間がかかったので、もしやっていただける場合は多少覚悟してください(^^;
僕のを読んでも参考にならないと思うので、こちらとかこちらとかこちらとか読むと、「学問バトンでこうやって答えるのか」って分かります。そして、「こんなもの僕には書けないよ」ってへこみますw


id:ggincさん(GOD AND GOLEM,Inc.)
専門は、TRPG社会学
自分のやりたいこと、自分のやっていることを、非常に明確に言語化してくれる方なので、ある意味このバトンは楽勝かもしれません。というか、ggincさんがどう答えるか、実はなんとなく予想出来ている部分もあるのですが(^^; 改めてぜひ。


id:boy-smithさん(昨日は必然、今日は偶然。
この方と出会えたことは、はてなをやっていてよかったことのひとつです。
あの大学のあの大学院に入って、あの先生と日々会ったりしているみたいで、「うわ、すごいなー」って思ってます。
文理を問わないだけでなく、映画や音楽にも造詣が深い方です。影響を受けた本とかすごい気になります。


id:min2-flyさん(かたつむりは電子図書館の夢をみるか
最近、大学院に合格しましたね、おめでとー。
それを記念してやってみてくださいよ。
図書館情報学という、よくわからんことをやっているので、是非わかりやすく解説していただきたい。


id:klovさん([NoHedge
社会学
と、プロフィールに一言だけ書かれているのがかっこいいです。自分はどうしても「哲学徒」とは名乗れないでいるので。
同世代で、哲学だの社会学だのに興味があるってことは、やっぱり同じような道筋を辿ってきたのではないか(宮台とか)とは思うのですが、どうなのでしょうか。


id:gruxxxさん(s a m i z d a t .
グルグルの考察をしてみたかと思えば、社会主義についてに文献を深く読んでいるgruxxxさん。
こう言っては失礼にあたるかもしれませんが、今現在それほど社会主義関係の本を読んでいる人っていないと思うので、何でそこに興味を持つことになったのか、聞いてみたいです。
そしてそのことと、マンガ論やオタク文化論というのは、gruxxxさんの中で繋がっているのか、それともバラバラのものなのか、とかですね。


id:SuzuTamakiくん(らいたーずのーと
かわいい後輩(かつライバル)ですw
ブログでは、哲学の授業の感想を書いてみたりセカイ系について語ってみたり、読んでいて本当に自分と近いところにいるなあと感じます。でも、色々なものの受容に関しては、やっぱり自分とは全然違う道を歩んでいるようにも思えるので。


id:tokyocatさん(東京猫の昼寝と散歩
こちらのことを言及してくださったりブクマしてくださったりしているので、図々しくもバトンを回させていただきます。
東京猫さんが大学時代に何をなされていたのかは存じ上げないのですが、今のブログで中心的にやっているのは、言語とかそのあたりということになるんでしょうか。色々な本を読んでいる方なので、影響を受けた本とかお薦めの本とか気になります。


id:inflorescenciaさん(半可思惟
著作権関連のエントリで有名なinf.さんです。inf.さんの方は僕のことはほとんど何も知らないと思うので、突然知らない奴からバトンが回ってきて迷惑されるかもしれませんが、バトンを回してみたいと思います。
忙しそうな方なので答えていただけるかどうか分かりませんが、inf.さんの学問バトンを読んでみたい人は結構多いのではないだろうかと思います。


id:i-Agさん(銀色のホットカルピス
大学では西洋史を専攻しているはずですが、本人はあんまり乗り気(?)じゃないのかな。
高校のときの友人ですが、大学では恋愛の達人とか言われているらしいので、「あなたの専門は?」っていう質問で「恋愛」で答えていただいてもかまいませんw
自分に影響を与えた人とか本とかは、西洋史とか恋愛とか関係なく色々あるでしょうから、そこのあたり答えてもらえたらば。


id:akaNaPop’n ways by akaNa
やはり高校のときの友人ですが、今は医学部に行っている。
ブログでも時々書いていたりするので多少は知っているけれど、何で医学の道に進んだのか、そしてどこに進もうとしているのか、思う存分語り倒してくれるものと信じています。
そして何より、単なる医学部生という枠にはおさまらないようなヴァイタリティの持ち主ですから、影響を受けた人とか本とかは、全然医学とか関係ないところから色々と吸収していると思うので楽しみです。


メタさん(やっぱり、メタが好き
はてな以外の方ですが。
小説や映画の感想をブログに書いている方ですが、大学では化学を専攻されているみたいです。普段、化学の方はあまり聞いたことがないので、そのことについて語ってくれたら面白いなあと思いました。影響を受けた人や本の項目で、何が出てくるのか全く予想がつかないのでそこも楽しみです。

*1:以前、同じ専攻の人と飲んだときに、哲学っぽく聞こえるようにというのも含めて、「真でも偽でもないフィクションというもの(言語行為)について考えたい」とか言ったのだけど、ぽかーんとされてしまった

*2:小説やマンガや映画で描かれている虚構世界

*3:宮台や大塚にも同じことをされているが

*4:収録されている文章がいくつか違う。単行本に入っていて文庫に入っていないもの、あるいはその逆がある

*5:来月には『名指しと必然性』を読みますから、許してください(^^;

*6:何しろ、この長い歴史の中で哲学が何かを達成できたことなどほとんどないわけですから