未来のつくばエクスプレス(ギートステイト)

今、講談社のMouraで東浩紀桜坂洋ギートステイトというものを連載している。
2045年の東京を舞台にした作品で、東が設定を、桜坂が小説を担当している。
基本的に読者は、ブログ形式で連載される桜坂の小説を読んでいくことになるのだけど、時々サブテキストというものが混ざっている。
これは東浩紀が担当している、2045年の雑誌などの記事(架空)である。
このサブテキストが、何というかなかなか面白い。


さて、今回は『地球の歩き方 東京 '45-'46』に掲載されているコラムだ。
http://blog.moura.jp/geetstate/2007/04/11_a470.html
このコラムでは、南関東州についての細かい説明がなされていて、作品世界の設定を知るのに非常によいのだけど、この(3)ではなんとつくばエクスプレス沿線の(未来の)歴史が書かれている。

ギート*1といえばTX、TXといえばギート

TXは東京駅を起点として、南関東州を走り抜け、茨城空港を通って北関東州の水戸市に至る鉄道路線だ。

TXが色々とヤバイ!w
っていうか、茨城空港って何?!w
TX沿線には「ガイジンギート」と呼ばれる、アジアからの出稼ぎ労働者(ただしギートなので仕事は全部ネット)が大量に住む地域になっているとか。

*1:この作品のメインアイデアである「ゲープレイワーキング」に従事する労働者のこと。ネット上で低賃金の仕事を行う。ギークニートの造語