帰宅
月曜日。
新千歳空港で10時間待ち。
学生なのでスカイメイトを使っています。学割料金の代わりに、事前予約することができないという制度。
基本、空席待ちで、その時も優先順位が一番低いのです。
21:30の便に乗って、家にたどり着いたのは1:30でしたとさ。
月曜日に関しては、天候的な問題はなく、ただひたすら混雑してました。
W杯モーグル・モンガブリエル大会
ティーニュ、ラプラーニュと2大会連続でキャンセル相次ぎ、年明けにようやく開幕戦となった今季W杯。
ここ数年、12月のティーニュ大会のキャンセルは珍しくなくなってきましたが、開幕戦が年明けというのは流石に珍しいと思います。
雪不足は深刻です。
優勝は、男子デイル・ベッグ・スミス、女子シャノン・バーキーと、概ね順当な結果です。
女子に関していえば、ジェニファー・ハイルが11位と沈んでいますが、マルガリータ・マーブラー、ハンナ・カーニー、ニコラ・スドヴァと、去年から上位を賑わす、ベテラン・若手が並んでいる感じです。
一方、男子2位以下は、さすがポスト・オリンピックイヤーといった趣きです。
ジルボー・コラ、アレクサンダー・ビロドー、ネイザン・ロバーツ以外、知らない名前がずらり*1。
ここに挙げた3人だって、まだまだ新進気鋭。
そもそも、日本勢最高順位の遠藤って知らないし*2。
今日の授業
2限
スピヴァクの『ある学問の死』を読んでいる。
新しい比較文学のありかたについて。
西欧・先進諸国が、どれだけ第三世界に対して、「抱擁関係」や「責任」を示したとしても、第三世界にそれが通じるとは限らない。言葉が通じないから、あるいは何を考えているか分からないから。
植民地において、植民者と被植民者の関係は、(搾取であれ保護であれ無視であれ)前者が決定していた。だが、その前者の決定は一方的で必ずしも後者へと伝わっているとは限らない。
両者の関係の決定権を握っているのは、実は後者の方で、前者はそれを少しずつ探っていかなければならない。前者の方からアクセスしていかなければならない。
これをクッツェーの『夷狄を待ちながら』(“Waiting for barbarians”)から読み解く。
これは、ある女たらしの植民地執政官が、現地の(バーバリリアンの)少女に対して、性的関係を迫ろうとするが、全くうまくいかない、という話らしい。
これ、植民地だの文学だの言っていると、ややこしく聞こえるけれど、単に恋愛のことじゃないか、と思った。
想いを寄せて色々したって、相手にちゃんと伝わるかどうかは分からない。
相手のしていることをよく見て、それを少しずつ探りながら、相手を理解していくしかない。それだってうまくいくかどうかは分からない。
徹頭徹尾、「他者」ってのは異性でしかないんじゃないか、と思ったり。
3限、行ったのに誰もいない。休講? 聞いてない。
そんなわけで、今こんなふうにblogを書いている。