ホフディラン@日比谷野音!!

Hey!People!!
あの最高にPOPな二人組が帰ってくるぜ
Get!Ready!!
今世紀で最も喜ばしい出来事なんじゃないか(今年が、2006年か3006年かなんて大した違いじゃないだろ)
To!Party!!
これから再び巻き起こるWaveに乗り遅れるな


9月30日の日比谷野外音楽堂、ライブイベント「SETYOUFREE」でホフディランが4年ぶりに活動を再開した。
個人的には、ライブを見に行くこと自体が実に久しぶりだった。
そして、これだけ音楽と一体となったような感覚を味わうこととなると、本当に滅多にないことだった。
ホフディランが始まるまで、他の出演アーティストには失礼だけど、そわそわして、気が昂ぶって、緊張して、泣きそうになって、何かがこみあげてくるような気持ちを味わった。
日比谷野音は、もし出演者がホフディランじゃなかったとしたって、わくわくするような会場だった。
ステージの向こうに、霞ヶ関のビルと青空が見える。
都会の中にぼっかりとエアポケットのように、というと、ありがちな表現かもしれないが、確かに都会をすぐそばに感じながらちょっと都会とは異質の空間が広がっている。
一組目のYO-KINGが歌っていると、少しずつ日が落ちていく。開演したときはまだ明るかった空が、あっという間に暗くなっていく。野外じゃないと味わえない演出だ。
二組目のTOMOVSKYは、そのMCで客席を湧かす。「遠距離恋愛は続くけど、近距離になったら続かないかもよ」なんて冗談いったりして。
三組目のフラワーカンパニーズも、「控え室で二人喧嘩してたよ」なんていう。
みんなが、ホフディランを待ちわびている。
勿論、YO-KINGTOMOVSKYフラワーカンパニーズもすごいいいライブだった。久しぶりだったから、どのライブでも生の爆音にとかく酔いしれ、踊っていた。でも、今日の自分はとにかくホフディラン目当てだ。今日は、ホフ以外はホフの引き立て役で我慢して欲しい。

ホフディランのテーマ
遠距離恋愛は続く
欲望
SUPERDRY
スマイル
サガラミドリさん
キミのカオ
極楽はどこだ
〜アンコール〜
今夜はブギーバック
新曲
MYTHING
ホフディランのテーマ


スタートは、当然「ホフディランのテーマ」だ。
ベイビーとユウヒがステージ上にいる。
そのまま切らずに、「遠距離恋愛は続く」へ
曲の途中で、ベイビーが挨拶。大歓声。
曲が終わって、MC。
やっぱり二人は変わらず、ベイビーとユウヒだ。ベイビーの変幻自在なボケ(?)に、ユウヒがやれやれとツッコミ(?)を入れていく。今日のベイビーはなんか袋を持ってきている。その中から、次々とシャツが出てくる。何でベイビーがそんなものを持ってきたのかは、誰にもわからない。でも、二人のやりとりにみんな笑い転げる。
さあ次はユウヒだ。
「欲望」を歌い上げる。ホフディラン屈指の名曲の一つだ。野外ステージで、少しずつ音楽と一体となっていく。
そしてそのまま「SUPERDRY」
ライブが決まったときから、一番聞きたかった曲だ。とにかく踊って踊って踊りまくる。
MCのたび、歓声と笑いが起こり、「ベイビー!」「ユウヒ!」と皆が叫ぶ。上手の方に、田中元尚ファンがいたのか、「ゲンショウ!」と叫ぶ声も聞こえた。
ベイビーが時間を気にし始める。
後半に入ってきたのか。まだ終わって欲しくない。ライブのたび思うことだが、いつまでも曲が終わらずに続いてくれればと願わずにはいられない。
しかし、ベイビーが妙なことを言い始める。「何を聞きたい?」と。しばしのやりとりののち、ユウヒが突然客席へと降りて、ある男性客に聞きたい曲を聴いたのだ。彼は、それほど間をおかずに「サガラさん」と答えた。前の方にいなくてよかった、と思った。聞きたい曲が多すぎて、きっと全く答えられなくなってしまったと思う。それにしても「サガラミドリさん」が咄嗟に出てくる、っていうのもすごいな、と思いつつ。
なんだか辿々しく、しかしすぐに思い出したかのように、「サガラミドリさん」が始まった。
もうほとんど何も考えていない。ただひたすら、身体を音楽に委ねる。とにかく踊っていた。
「キミのカオ」「極楽はどこだ」
弾みがついてもう止まらない。歌って、踊って、跳ねて、叫んだ。
ホフディランの音楽に爆音でつかる幸福。
拍手。
メンバーが去っていく。
アンコールをせがむ手拍子へと変わる。前の方では、アンコールとかかれたハンドタオルを掲げる客も。
二人はステージに戻ってくるなり、新曲の話をしはじめた。
この活動再開は一時的なものではない。この後も、大阪や渋谷でライブの予定がある。年末にも何かあるらしい。そして、来年の頭にはリリースを考えているとユウヒは言ってくれた。
何より新曲は、ベイビーの手によるものだという。
「曲名は、「今夜はブギーバック」」ベイビーが言うと、すかさず「それ新曲じゃないでしょ」とユウヒのツッコミが入るが、そのままベイビーは歌い出してしまう。1番まで歌ってしまう。
さて、本当の新曲は
「うるせぇ、だまれ」
何というか、古いホフディランと新しいホフディランを一緒にしたような感じの曲だった。それぞれのソロ活動を経た結果なのかもしれない。
ベイビーとユウヒは、音がずいぶんと違う。活動中止を聞いたとき、僕は残念に思うよりも納得していた。二人は最初から最後まで、全然違う音を鳴らしていたように思う。でも、それが一緒になったとき、ホフディランという「美しい音楽」が生まれていた。隣に座っていた人が「ベイビーだけだとあんまりひかれないな」みたいなことを言っていた。どうもユウヒの方が好きみたいだ。でも、ホフディランというのは、ベイビーとかユウヒとかにうまく還元されない。僕もBANK$は好きだけど、ホフディランにはどうしてもかなわない。
新曲は、まさにホフディランだった。
でも、今までのホフディランとも違うような気がした。ベイビーが作った曲の雰囲気も、ユウヒの鳴らすキーボードも何となくソロの時のような感じがする。でも、それが一緒になって奏でられている。
ホフディランは本当に復活したんだ。
「「人生はすばらしい」でした」
で、結局新曲の正式な曲名はわからずじまいです。
「MYTHING」
新しい出発にぴったりだ。終わって欲しくない、終わって欲しくない。そう思う。でも、聞きながらそんな考えも一切消えていって、とにかく全身がホフの音楽の中にいた。音楽が僕ら包んでいる。
ホフディランのテーマ」が流れ始める。これで本当に最後の曲だ。でも、もう名残惜しいとかそんなことは思わずに、手を振り上げていた。


今、一人アフターパーティだ。
自分の部屋で、ホフのCDを聞きながら(ちなみに今かかっているのは『ワシントンC.D.』)、お酒を飲んでこれを書いている。
そんなにアルコールには強くないのに、普段ではありえないような勢いで飲み干す。喉も渇いていたんだと思う。そんなわけでもうクラクラしている。でも気持ち悪くはない。
いつもならこんな文章は書かない。素面で読んだらちょっと気持ち悪い文体かもしれない。酔った勢いということで許して欲しい。
こんなに最高な夜は滅多にない。
ホフディラン、ありがとう。


追記
はてダとmixi日記で、ホフディランで検索かけて、全部読んだ。
すっごい沢山の人が楽しんでた。すげぇ。


追記2
http://www.youtube.com/watch?v=BRHOjbYQuqI&eurl=
ユウヒが撮った映像