ised倫理研7回

とりあえず雑感だけ
理研は、これにてすべてが終了
小倉秀夫による、共通ID提案についての議論ののち、全体のまとめも行う
一応出てきた結論は、なんとも寂しいもので、
日本では「空気読め」リテラシーを高める教育ばかりしてきたので、近代的な討議空間を作ることはかなり無理なんじゃないのか、というもの。
そしてそれは、かなり同感できる。
これをどうにかして作りかえるべきなんじゃないのか、というのが、大塚英志宮台真司のスタンスなのだと思う(彼ら二人はisedには参加していませんよ、念のため)。
一方、白田秀彰は、日本はそういう特殊な空間であることを国内外に広報したほうがいい、という。
また、北田暁大に関しても、その不毛さに耐えるしかないんじゃないか、という。
今、宮台と北田が対談している『限界の思考』を読んでいる最中なのだが、北田のとにかく「不毛さに耐えろ」というスタンスは、ある意味倫理的だと思う。
空気読むコミュニケーションだけでなく、内容読むコミュニケーションをする回路もどうにかして確保しなければならないのではないか、とは思っていて、なかなか悩ましい問題だと思う。
最後のほうで、2ちゃんねるがネガティブのことばかりいうのに対し、mixiはポジティブなことばかりしかいわない、という指摘があり、結局2ちゃんねるmixiは表裏一体なのだ、といわれていた。
mixiユーザとしてこれは結構実感できる。