『論理学をつくる』戸田山和久

論理学には興味を持ちつつも、今まで結構スルーしてきたので、図書館でこの本を見つけたのを機にやってみようかと思いました
この本は、論理学を独力で学べるように作られているので、分厚いのですがわかりやすく、本当に一人でも進められます
とはいうものの、証明問題という奴が大の苦手である僕は、練習問題をだいぶ端折りました……すみません
大体1日平均3時間で、2週間程度で一応最後までいきました。最後のほうは結構力尽きてて、結構眺めてるだけだったんですが(^^;
しかし、完全に独力の勉強というのも初めてで、その上、別に論理学をとっているわけでもないのでテストに役立つ勉強でもなんでもないわけで、自分で思い立って自分で勉強しているという体験に自分で感動していました(笑)
やはり興味のある分野であれば、勉強というのは楽しいです
意味不明だった記号のいくつかがわかるようになったし、また聞いたことのあったことのいくつか(意味論と構文論、完全性、決定問題、可能世界など)がしっかりとした基盤と地続きのものとして理解できるようになったのではないか、とも思いました
数学という世界に飛び込む気は毛頭ないのですが、数学という世界の持っている不思議さを改めて思い知った感じです。人間の想像力だけでは辿り着けない、数学的手続きを踏むことだけで辿り着ける不思議な世界……。

論理学をつくる

論理学をつくる