「解離的近代の二層構造」へのコメント

東浩紀
blogでは「解離的近代の二層構造」という記事が
isedでは第6回設計研議事録が公開されました
isedの方は、ノーコメント
「解離的近代の二層構造」というのは、東が前々から言っていることをもう一度整理しなおした感じですが
「人間の動物的な側面」と「人間の人間的な側面」のキーワードがリストアップされているのですが、見事に自分の興味があるのは「動物的な側面」ばかりでした
がしかし、自分の思考方式はおそらく「人間的」なのです
東は「動物的な側面」と「人間的な側面」の統合は断念しなければならない、という
それは、カントやローティとも通ずる、プラグマティックな判断であり、それはおそらく正しい(少なくとも現代思想の流れとしては正しいはず。現代思想というのは、ヘーゲル的な全てを一つにしようとする弁証法に抵抗する思想潮流だから)。
そして、脳科学認知科学なんかを見ててもそんな気はする。
それでもまだ、それをぎゅっとまとめるものはないのか、と自分は考えてしまう。否定神学的だと分かっていても。
http://www.hirokiazuma.com/archives/000194.html
http://www.hirokiazuma.com/archives/000195.html
http://www.hirokiazuma.com/archives/000197.html