映画

『ミッション:8ミニッツ』

原題をそのままカタカナにしました系タイトルに見えて、実は日本でつけられたタイトル(原題はSourceCode)。まあその手の訳はよくある話なので、今さらあーだこーだいうもんじゃないかもしれないけど、ちょっと気になった。 よくできたSFエンターテイメン…

『三銃士 王妃の首飾りとダヴィンチの飛行船』

3Dで見た。3Dを見るのは2度目だと思う。またXpanD方式で見た。XpanDはメガネ重いし、画面暗くなるのでちょっと嫌だなあと思うところもあるのだけど、これよりもグレードの高い3DってIMAXくらいなのか、もしかして? あんまり3Dがかかってないような…

『冷たい熱帯魚』

初めての園子温 「人生は痛いんだ−!」 実際にあったバラバラ殺人事件をモデルにしており、R-18指定もついているので、結構スプラッタなシーンも多いけれど、何よりも怖いのは気付いたら訳分からんところまで連れて行かれてるハイテンションさじゃないかとい…

『阪急電車』

宝塚から西に宮北口までを走る、阪急今津線を舞台にした、幾人かの女性たちの「人生の機微」が交差する群像劇。 結婚直前に彼氏を寝取られた独身OL(中谷美紀)、DV彼氏に悩む女子大生(戸田恵梨香)を中心に、阪急電車を中心に色々なドラマが少しずつ重…

『キック・アス』

冴えない男子高校生がコスプレしてスーパーヒーローになってみる話と思わせて、復讐に身を焦がす父娘が殺人マシーンと化してマフィアどもを殺しまくる話。 11歳のヒット・ガール(まさに戦闘美少女!)が繰り出すアクションの数々と、過去のヒーローコミック…

『エンジェル・ウォーズ』

なんか廃墟っぽい戦場をセーラー服で日本刀を振り回す映画と聞いて、なんだかよく分からないけれど見に行ったw ひでー映画だったw とりあえず最初に行っておくと、わざわざ映画館で見なくてもいいです あ、でも、BGMは爆音(ってほどでもないが)で聞きたい…

『海炭市叙景』

去年最後に見た映画 物語も画面も薄暗い映画だった。 函館を舞台にして、5つくらいの短編オムニバス。 どの話も特に何の解決もなく終わる。

押井守『アサルト・ガールズ』

冒頭・英語にしただけでいつもの押井節なナレーション。ただ、冒頭でここまで説明してくれるのはかなり親切で、その意味でいつもの押井じゃない。 押井版モンハンみたいなの始まる。 おー、『Avalon』と違ってアクション多いー?! という期待も即座に砕かれ…

テリー・ギリアム『ローズ・イン・タイドランド』

ギリアムのアリス もっと、『パンズ・ラビリンス』みたいなのを想像していたのだけど、そうではなかった。 ってかすごい。 10歳の少女ジェライザ=ローズは、父親が売れないミュージシャンで両親が揃ってヤク中。 ってか、父親はヘロイン注射を娘にやらせ…

黒沢清『回路』

前も見たことがあるんだけれど、多分寝ながら見ていたせいで全然覚えていなかったので再試聴 ま、そんな映画は他にもあるけれどw 再試聴した理由は、『俺俺』を読みながら思い浮かんだ作品の一つだったからでもある。結果的には、あんまり似てなかったけど…

『東京ゴッドファーザーズ』

今敏監督追悼ということで、まだ見ていなかった本作を見た*1。 とはいうものの、「今監督が亡くなったのでまだ見ていない作品を見ようと思い立つ」→「本作を借りる」→「実際に見る」の間がそれぞれわりとあいてしまい、「返却期限考えるともう見ないと!」み…

『プレステージ』

『インソムニア』と『プレステージ』も近いうちにビデオで見ようと思う。 『インセプション』 - logical cypher scape と言ったとおり、『プレステージ』を見た やっぱ、ノーラン面白いなあ 『インセプション』は何だかんだいってハッピーエンド的な終わり方…

『借り暮らしのアリエッティ』

パンフレットの背表紙がネタバレ 神木くんってこんな喋り方だったっけ? 表面張力すげぇ! 樹木希林マジ樹木希林! EDが日本語だ 小人は本当にいるんだ!! というような感想でした*1。 理由はよく分からないけど、あんまりジブリっぽくないように感じた 冒…

『インセプション』

ノーラン見るのは『メメント』『ダークナイト』に続いて三作目。どれも超がつくほど面白く、『ダークナイト』と本作は、その年のベストに挙げれるくらい*1。 ディカプリオ演じるコブは、人の夢の中に侵入してアイデアを盗み出す仕事をしているが、渡辺謙演じ…

いくつかメモ(アバター、アリス・イン・ワンダーランド、第9地区、アウトレイジ)

アバター 衛星パンドラを見事に作り込んでいて、それはすごい。 3Dという技法一般については、まだこれだけではなんともいえない気がした。 エクスパンドでみたのだが、2Dやアイマックス3Dとも比較してみたい(そんな金も時間もないが) 飛び出すのでは…

『ぜんぶ、フィデルのせい』

やっと見れた。『グッバイ、レーニン』はTSUTAYAになかった。 フランス映画。フランス語を久しぶりに聞く。90分見てたら、簡単な単語ならば聞き取れた。 ドゴールが死ぬところから始まって、アジェンデが死ぬところで終わる。 主人公のアンナが、賢くてプ…

加藤幹郎編著『アニメーションの映画学』

映画研究の手法でもって、アニメーションについて論じる論文集。 以下のエントリをきっかけに読んだので、参照に。というか、概要は以下のエントリに任せて、各論文の感想を。 『アニメーションの映画学』読みました - 覚え書き、あるいは思考メモ 第1章「…

『12モンキーズ』

テリー・ギリアム見るのは二作目。なんかとてもディックな世界だなあと思った ギリアムはディックの映画化はしていないのだろうか。 未来の世界から送り込まれたブルース・ウィリスが、人類滅亡を防ぐために新型ウイルスによるテロをやろうとしている集団1…

『サマーウォーズ』

面白かったー。 だがしかし、「面白かったー」以外に特に感想のない作品でもあるw それは『時をかける少女』と同じく、エンタメとしてよくできているということで まあ、大体どんな人が見ても楽しめるのではないかなあと思う。 ストーリーにも設定にもツッ…

『十二人の怒れる男』

昨日、つまり裁判員裁判初日に見た。 大分前に友達からビデオを貰っていたのだけど、見ないで放っておいたので、ちょうどよい機会だと思って見た。 90分くらいの長さで、密室劇。 父親を殺した少年の裁判。誰が見ても有罪だと思われたが、12人のうちただ…

『レッドクリフPART2』

サブタイトルは「未来への最終決戦」だけど、中国語だと「決戦天下」だった Part1が痛快活劇アクションだったとすれば、こちらPart2は戦争物に仕上がっている。 戦闘シーンのほとんどは、呉の軍勢と魏の軍勢が戦うところであり、超雲や関羽、張飛の超人的な…

『映画理論講義』

タイトル通り。 映画理論の教科書。良くも悪くも教科書だと思うのだけど、とりあえず映画の教科書を読んでみたいと思っていたので、よかった。 映画の教科書といっても、映画理論の教科書なので、実践的な話ではないけれど。 扱われているのは70年代くらい…

『パコと魔法の絵本』

パコかわいいよパコ。 『嫌われ松子の一生』の監督が、さらに過剰な演出とVFXとCGと特殊メイクを駆使しまくった作品。 ごちゃごちゃした色彩とモノで溢れたセット*1で組まれた、飛び出す絵本で表されるような、おとぎ話の中のような、アミューズメント・パー…

『マジックアワー』『アフタースクール』『ジュノ』『潜水服は蝶の夢を見る』

年末年始にかけて、レンタルビデオで見た映画。 『マジックアワー』 いつもの三谷作品。 まあ面白いけど、すごく面白いわけでもない。 『アフタースクール』 こっちはとても面白かった。 堺雅人、大泉洋、佐々木蔵之介というキャストで予想されるとおり、コ…

『レッドクリフPart1』

アクションが見てて楽しかった。 張飛が素手で戦うところには思わず声を出して笑いましたw 尺の長い作品で、どのシーンもたっぷりと見ることができます キャストを把握しないので行ったので、金城武が孔明やっていることにまず驚いた で、孔明が馬に乗って…

「2008年の映画をふりかえる」

今年もそんなに映画は見ていませんが、空中キャンプ主催のこの企画に応募します。 2008年の映画をふりかえる - 空中キャンプ なんともう5年目になるそうです。 僕は、去年参加させて頂いて、今年で2回目です。 じゃあ早速、 1.名前(id、もしくはテキ…

『ダークナイト』

結局、見に行きそびれてしまったなーと思っていたのだが、調べてみたらまだやっていたので、ギリギリ滑り込む感じで見てきた。 ほんとこれは、劇場で見てよかった。 もちろん、ジョーカーが素晴らしいのだが、アクションシーンやら演出やら最後のシーンやら…

黒沢清『トウキョウソナタ』

やっぱり、黒沢清はヤバい。 この人の映画はやはり劇場で見たい。劇場で見て、何故か身震いしてしまう感じ。 この映画がどういう風に広報されているのか、よく知らないのだけど、「家族の破壊と再生を描いた感動の物語」という感じになっているのだろうか。 …

加藤幹郎『映画館と観客の文化史』

映画は一体どのようにして見られてきたのか、ということについての歴史的変遷を追った本。 映画を見る、と一言で言っても、それには様々な様態がある。シネマ・コンプレックスで見るのか、DVDを借りてきてホームシアターで見るのか、ネットで落としてきてPC…

『スカイ・クロラ』『崖の上のポニョ』

この夏話題の映画を一気に見てきたよ! 『スカイ・クロラ』は燃え萌え映画 『崖の上のポニョ』はあまりに意味不明で怖い という一言で、自分の感想はほとんど言い尽くされている。 この二本をまとめて評するのであれば、 宮崎・押井の両巨匠が「俺の考えるセ…