恐竜・古生物

土屋健『デボン紀の生物』

生物ミステリーPROシリーズ第3弾 土屋健『エディアカラ紀・カンブリア紀の生物』 - logical cypher scape 土屋健『オルドビス紀・シルル紀の生物』 - logical cypher scape 今までは、2つの紀で1冊だったが、デボン紀は1つで1冊 何しろデボン紀は、魚類の…

土屋健『オルドビス紀・シルル紀の生物』

生物ミステリーPROシリーズ 土屋健『エディアカラ紀・カンブリア紀の生物』 - logical cypher scapeの続刊 本の特徴は前回と同じ。豊富な復元イラストと化石標本写真があって、分かりやすい。 オルドビス紀とシルル紀というのは、多分かなりマイナーな時代な…

土屋健『エディアカラ紀・カンブリア紀の生物』

生物ミステリーPROシリーズ 古生物を専門とするサイエンスライター土屋健によるシリーズ。群馬県立自然史博物館が監修としてクレジットされている。 全編フルカラーで、化石標本の写真および復元イラストが豊富にページを彩っている。 言及されている生物、…

太古の哺乳類展

上野の科博 日本で発見された絶滅哺乳類の化石展 デスモスチルス類とゾウ類の全身骨格が目玉 ホロタイプ標本や実物化石も多い 音声ガイドが沢城みゆき 解説してくれる人役と、ヒゴテリウムのひごちゃん役、ナウマン象の子どもちびなう役、ヤベオオスノジカの…

デイビッド・ノーマン『恐竜――化石記録が示す事実と謎』(冨田幸光監訳)

イグアノドン専門家による骨太な恐竜の入門書 丸善の「サイレンスパレット」というレーベルから出ている新書 こちら、オックスフォードのVery Short Introductionの翻訳 Very Short Introductionの翻訳というと、岩波から「1冊でわかる」シリーズというもの…

『Newton2014年6月号』

恐竜関係をパラパラ見たりした そういえば先月は、福井県立恐竜博物館の記事だった。背景なしで、骨格標本の写真がどかんと載っていて、特にティラノサウルスの写真がアングルとかがかっこよかった。 恐竜絶滅の原因は,隕石衝突による酸性雨だった? この前…

「大恐竜展―ゴビ砂漠の驚異」

上野の科学博物館 モンゴル・ゴビ砂漠で発見された実物化石の標本と、ゴビ砂漠での実際の発掘調査の模様を撮影した映像などで構成された企画 去年見た横浜や幕張のものより、渋い感じがしたw(復元模型とか恐竜ロボットとかないので) 犬塚則久『恐竜ホネホ…

ダレン・ネイシュ『世界恐竜発見史』

恐竜をどのように紹介・解説していくか、例えば『大人のための「恐竜学」』はQ&A方式で進むものだったし、恐竜図鑑のように種類ごとにならでいるものや、三畳紀→ジュラ紀→白亜紀と時代順に進むもの(例えば『恐竜時代』)もあるだろうし本によって色々な…

小林快次『恐竜時代1』再読&今まで読んだ恐竜の本まとめ

今回の恐竜読書期間はとりあえず終わり しめに、『恐竜時代1』を再読した。 この本はやっぱり、現役の研究者が書いているだけあって、発掘調査における話など実際の研究などにまつわるエピソードがさしこまれているのが面白い。 あと、以前読んだ時よりも、…

犬塚則久『恐竜ホネホネ学』

骨格復元という観点からの恐竜入門。あとがきによると、こういうタイプの本は非常に珍しいらしい。 「ホネホネ学」というタイトルの響きから、ともするとライトな感じの本を想像するかもしれないが、読んでみると結構カッチリしているというか、前半は教科書…

クリストファー・マガウワン『恐竜を追った人びと』

サブタイトルは、「ダーウィンへの道を開いた化石研究者たち」 19世紀イギリスの古生物学者・地質学者の群像劇的な、恐竜学史 主要人物は、ウィリアム・バックランド、ギデオン・マンテル、チャールズ・ライエル、そしてメアリー・アニングといったところ…

川上和人『鳥類学者無謀にも恐竜を語る』

鳥類学者による恐竜本 鳥と恐竜、両方について詳しくなれるお得な本、かもしれないw 基本的に恐竜の本だが、鳥類学者として鳥についての知見をもとにあれやこれやと恐竜について推測していく。 また、文体が軽快で、笑わせてくるネタがちょいちょい差し挟ま…

『大人のための「恐竜学」』小林快次監修・土屋健著

インターネット上で募った質問をもとに、Q&A方式で恐竜について入門する本。 「大人のための」というのは、恐竜というと子供が好きなものというイメージが強いが、そうでなく大人であっても恐竜について色々知りたい人はいるだろうから、そういう人たち向け…

行ってきたものメモ

幕張恐竜博 横浜のものより大規模だったが、横浜の時ほど気分がのらなかった。 全身骨格は、○○VS○○みたいにシーンの再現になっていたりして、あるいはでかいやつ並べてたりして迫力はあった。 目玉は、中国で発見された羽毛恐竜。大型の恐竜にも羽毛があった…

後藤和久『決着!恐竜絶滅論争』

いい本だった、これー 2010年に発表された、恐竜絶滅は小惑星衝突説で論争に決着が付いているとの論文を発表した41名の研究者たちの1人である地質学者による本。 恐竜絶滅の原因が、小惑星衝突によるものだということは、専門家のあいだでは定説になってい…

ヨコハマ恐竜展

最近、恐竜の本を読んだけど(小林快次『恐竜時代1 起源から巨大化へ』 - logical cypher scape)、実はこれに行くための予習的なものだった。 子どもの頃、恐竜好きだったのだが、ある時期からあまりフォローしなくなっていた。恐竜の記事を見かけたら読ん…

小林快次『恐竜時代1 起源から巨大化へ』

超久しぶりに恐竜の本を読んだら、知らない恐竜の多いこと多いことw 三畳紀からジュラ紀、南米や中国の恐竜とその進化について。 1 アラスカで恐竜化石を探す 第1章は著者が、アラスカで他の研究者2人と共に、足跡化石を発見したときの話。ここは完全に…

38年名無し

http://news.google.co.jp/nwshp?tab=wn&ned=jp&ncl=http://www.sankei.co.jp/news/060516/sha039.htm&hl=ja フタバスズキリュウは、発見から38年間、新種として断定はされていなかったらしい。 つけられた学名は「フタバサウルス・スズキイ」 学名がつけ…