2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

生体の科学 Vol.73 No.1 2022年 02月号 特集 意識

生体の科学 Vol.73 No.1 | 雑誌詳細 | 雑誌 | 医学書院 鈴木さん、渡辺(正)さん、大泉さん、土谷さん、乾さんと、門外漢でもよく見かける名前が並び、日本における意識研究者オールスターかもしれない、分からんけど。 普通に売ってる雑誌ではないが、筆者…

上田早夕里『獣たちの海』

オーシャン・クロニクルシリーズの書き下ろし短編集 温暖化で海面上昇した未来世界を舞台にしたオーシャン・クロニクルシリーズ 本作は、海上民からの視点で描かれた短編が4作収録されている。獣たちの海 (ハヤカワ文庫JA)作者:上田 早夕里早川書房Amazon 迷…

圀府寺司『ユダヤ人と近代美術』

タイトルにある通り、ユダヤ人と近代美術の関係について論じた本。19、20世紀のユダヤ人画家やパトロンについて書かれている。 本書は、繰り返し注釈されているが、「ユダヤ美術」についての本ではない。 このテーマにはいくつかの困難がある。 まず、ユダヤ…

倉田剛「社会存在論の「統一理論」について」「いかにして社会種の実在性は擁護されうるのか」

倉田剛による下記の2つの論文が、グァラに触れているので、フランチェスコ・グアラ『制度とは何か』(瀧澤 弘和 監訳・水野 孝之 訳) - logical cypher scape2を読んだついでに、これらの論文も読んでみた 倉田剛「社会存在論の「統一理論」について」 htt…

フランチェスコ・グアラ『制度とは何か』(瀧澤 弘和 監訳・水野 孝之 訳)

社会科学の哲学の立場から書かれた制度論 経済学的な制度理解と哲学的な制度理解とを架橋するための議論が展開されている。 二部構成となっており、前半では、制度についての均衡説と制度についてのルール説を統合した統一理論「均衡としてのルール」説を展…

南谷奉良「洞窟のなかの幻想の怪物―初期恐竜・古生物文学の形式と諸特徴」東雅夫・下楠昌哉編『幻想と怪奇の英文学4』

恐竜・古生物学文学研究の論文 同じ著者による恐竜・古生物文学研究の記事としては、以下もある。 最近、福井県立大学に恐竜学部ができるというニュースがあった時に、とある古生物学者の方が、ぼくの考えるさいきょうの恐竜学部的な感じでこんなツイートを…

高山羽根子・酉島伝法・倉田タカシ『旅書簡集 ゆきあってしあさって』

高山、酉島、倉田の3人が旅先からそれぞれ2人に手紙を出しているという形式で進む、リレー書簡小説。 架空旅行記と書簡小説とリレー小説の面白さがかけあわされている。 奇妙奇天烈な土地を旅しながら、それがユーモラスさを生んでいて、読んでいて時々笑っ…