2007-08-14から1日間の記事一覧

『ゆれる』

ambiguous*1なものを描いた作品。 その意味でタイトルが秀逸。形容詞じゃなくて動詞なのがよい。 昨日、『それでもボクはやってない』を見ているために、裁判シーンはすごくわざとらしく見えて仕方なかったが、まあ裁判のリアリティが重要なのではないので仕…

『SFマガジン』9月号、『文学』7,8月号

『SFマガジン』 円城塔「Boy'sSurface」 円城の語り口の魅力というのがあって、どんなわけのわからない話をされても、何となく楽しく読めてしまう。 立ち読みで一読しただけでは、残念ながら話の核のようなものはよくわからなかった。 ただ、語り口の面白さ…