2007-08-11から1日間の記事一覧

こうの史代『夕凪の街、桜の国』

話題の本ですしね。 一度、他の4ページ程度の作品を読んだことがあって、独特の絵柄だなあと思っていたけれど、この作品を読むと演出技法への意識も感じられた。 そのわりに、さらさらと読めるし。 滅茶苦茶凝っている、という感じはしなかったのだけど、マ…

『アサッテの人』諏訪哲史

芥川賞が載ったので、文藝春秋を読んできた。 あと、群像と文學界にそれぞれ、諏訪哲史へのインタビューがあったのでそれも読んだ。 『アサッテの人』 一言でまとめてしまうならば、「詩的(私的)言語は可能か」*1というテーマについての話。 そんな話は前…