2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ハチミツとクローバー

っていうか、タイトルの「Ⅱ」っていうのがもう嫌だw OPは、まあ合格ラインか。 ハルヒのEDに驚愕している昨今だが、ハチクロ第1期前半のOPもなかなか凄かったと思っているんだが。 あれが凄すぎて、それ以降のハチクロOPはどうしても見劣りしてしまう気が…

高橋源一郎『日本文学盛衰史』

高橋源一郎ってまだ読んだことないんですよ って先輩に言ったら、 これを読め、と貸してもらった一冊。 その場に居合わせた別の先輩からも、「ちょーおもしれぇよ」のお墨付き。 文庫にして658ページ、97年から00年にかけて書かれた作品。 という、普…

ウェルズと黒沢清

1学期終了。 レポートがあと1本残ってますが、夏休み突入です。 今日は、近くのレンタルビデオショップが半額なので行ってきましたが、会員証の期限が5月に切れていて、最近全然ビデオ借りてなかったんだなぁ、と思いました。 確かに、引っ越してからビデ…

ネットを使って時間移動が可能になった件

今、はてなに2010年から未来人が来訪中 http://q.hatena.ne.jp/1150951363 4年後の日本は一体どうなっているのか。 クオリティの高さはもちろんのこと、質問者(回答者)のポジティビズムにも感動する。 俺の先祖は恐ろしい人物かもしれない http://ura…

『生と権力の哲学』檜垣立哉

後期フーコーの「生政治学」についての概説と、ドゥルーズ、アガンベン、ネグリによるそれの応用についての解説。 まさに、解説書、入門書的な一冊だと思う。 政治哲学というと、どうしてもローティ、ノージックという感じで、あとは加えてロールズとか。ハ…

今日は遊んだー

午前中、仏検のため上京w 明治大学リバティタワーは、綺麗で立派だった。あえて言うならば、予備校を思い起こさせたけど。 お茶の水は、楽器屋が建ち並んでいて楽しそうだった。 マックで速攻で昼をすませて、渋谷へ。 ラブホ、ラブホ、クラブ、ラブホ、ラ…

黒沢清『CURE』

シネマヴェーラ渋谷にて、今月は黒沢清が延々と流されている。 「黒沢清による絶対に成熟しないKUROSAWA映画まつり」 もし東京に住んでたら、毎日行くのに!! 今日は、所用で東京に行くことになっていて、ものはついでということで見てきた。 テレビ番組「…

視点・視線

上のエントリでは「芸術とは驚き(新奇性)を生産すること」と言われていた。 ところで、去年、感性についての授業をとっていたことがあるのだが、その授業の大雑把な自分の理解は、感性とは「気付く能力」である、ということ。何に気付くのか、新しいもの、…

システム論から見た芸術

「芸術システム」 慶應SFCが配信している、井庭崇の授業「現代と社会システム」の第10回 ルーマンの「システム論」から、芸術を「芸術システム」として捉える。 以下、ざっと要約。 芸術システムとは、芸術作品を生産し受容している過程のこと。 もう一点…

美か芸か

id:akaNa「2006-06-12いろんな考えの人を許容し、謙虚になりたい」 美術といえば、ただその表層の見た目だけを見て感じたことを評価すればいい、というになりはしまいか。 美というのは完全に網膜に映ったものを好ましいと思うか醜いと思うかで、 芸にはもっ…

古川日出男『13』

世界が確かに在るように、神も確かに在る。 単語が、文が、イメージが、登場人物たちが、絡み合っている、そんな作品。 古川日出男は、以前から名前をちらちらと目にしていて気になる作家ではあったのだけど、とっかかりがなくて読めていなかった。 最近、三…

バトンもらったりなんだり

昨日紹介文書いた人から、早速紹介文書き返してもらって結構嬉しい今日この頃 【昔の自分 バトン】 【Q1あなたは昔は何系でしたか?(ヤマンバ、ヤンキー、オタクなど)】 特に今と変わらないからなぁ 何系って言われてもねぇ【Q2あなたは昔何か習いごと…

教育基本法改悪反対

以前から、心情的に反対だったけども、特に反論のロジックとかがなかったので、口に出して言ったり、書いたりすることはなかった(興味がさほどなかったってのもあるけど) 最近、こんなのを見つけたので、ちょっと書いてみる 小熊英二のインタビュー(東京…

今、サッカーやってるんでしょ

でも、僕はmixiをやってます なんてダメ人間 mixiの中で、お気に入りの機能は実は「紹介文」です。 人から書いてもらった自分の紹介文を読み、 自分で書いた紹介文を読み、 そして、マイミクの紹介文を読んで回ります。 時々、紹介文を無性に書きたくなるこ…

「ネットワーク社会の文化と創造─開かれたコミュニケーションのために」

ICCのリニューアルオープン記念のシンポジウム 斎藤環、宮台真司、藤幡正樹、浅田彰。 ネットで中継されていたのを見た。 ICCは一度実際に行ってみたいところだが、実際に行かなくても見れるというのは実に便利w さっきから、レビューを書いていて2回も消…

ベルクソン

今、レポートを書いていた。 というわけで、今日は一日中PCの前にいて、もう頭が痛い。 ドゥルーズのCinema1を読む、という授業。 その中で、ドゥルーズはベルクソンに依拠して「運動-イメージ」というものについて語っている。 そんなわけでレポートは、ベ…

知的エリートになるためにこれを見よ

現代と社会システム 第8回宮台真司氏対談 「方法としての社会学」〜実践、道具、共通言語として 慶應SFC、井庭崇の授業「現代と社会システム」が、ネット上で動画配信されている。 太っ腹というかなんというか、無料でSFCの授業が見放題?! 上のリンクは、…

『サブリミナル・マインド』下條信輔

人間は、自分のこともあんまり自覚できてない、という話。 『ユーザー・イリュージョン』なんかと共に読むと、非常に面白いかと。 人間の「意識」というのは、けっこうショボい。 物事を知覚したり、判断したり、という情報処理のほとんどは、「無意識」「閾…

瞬間と記憶と『サン・ラザール駅裏』とベルクソンと『ダブルブリッド』

テレビ東京の『美の巨人たち』で、『サン・ラザール駅裏』という写真が取り上げられた。 その写真を撮ったのは、アンリ・カルティエ=ブレッソンという。 彼は、決定的瞬間の巨匠と呼ばれた。 しかし彼の撮る写真の、何が決定的瞬間なのか。 彼の写真に写っ…