2006-12-04から1日間の記事一覧

石田衣良『うつくしい子ども』

酒鬼薔薇事件をモチーフにした小説。 8歳の女の子を惨殺した13歳の少年の兄が主人公。 弟が何故凶行に到ったかを、兄が探っていく。 兄の心情やメディア・スクラムの悲惨さがよく描けている。 また、「夜の王子」の真相に近づいていくにつれて、なかなか…

テッサ・モーリス=鈴木『辺境から眺める』

近代化、とは如何なる出来事なのか。 そこでは「近代国家化」と「国民国家化」という、似て非なる2つが同時並行的に進行する。 片方は「シティズンシップ」を形成し、片方は「ナショナル」や「エスニック」を形成する。 アイヌやウイルタ、ニヴフという北方…

お久しぶり

日本での消息を絶っていた間、何をしていたかというと。 詳しくはこちら。 写真はこちらから。